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贈り物

贈り物は、その人が出る。
正確に言うとその人の今が出る。


僕は、一昔前は「消えるもの」をあげていた。
花や調味料、お菓子など、使ったり、食べたり、時間で変化してずっと所有できないものを。

それはずっと不変であったり、所有を余儀なくされるものに自分自身魅力を感じなくなっていたからだ。



で、今は、と言うと、「贈り物が、その人の大切な人への贈り物になる」ことだ。

つまり贈り物をもらった人が、誰か自分の大切な人を思い出して、その人に自分なりの趣向を加えてプレゼントできるものを選びたいと思っている。


それで一番贈り物に選んでいるのが、画像にあげたボトル型のUSBだ。

無形の想い出を可視化してボトルで閉じ込めて忘れないようにしてあるというデザインも好きだし、画像データや映像や諸々のデータを入れて誰かにプレゼントできるのも良い。

どのように誰にあげるか、自分でどう使うかの自由度が高いところが誰にでもプレゼントできたり、少し変わったプレゼントになるのでオススメだ。


僕は特に出産祝いと結婚祝いで、差し上げたことがある。(喜ばれているかは怪しい。)

なぜか?
このUSBをお店で見かけた時に最初に頭に降ってきたイメージが、僕は自分の子どもが二十歳になったときに、きみが産まれた最初の1年の画像をボトルに詰めて、大人になったきみにあげたいと思ったからだ。

親が子どもにできることは、「子どものきみがどんな子どもだったか伝えてあげること」と「きみがどんなに愛されていたか」を伝えてあげることだと思う。


人は生きていると、いろんなことにつまずくし、自分なんて大したことないと感じることはたくさんある。

そんなときに支えとなるのは、親だけではないが、「人に愛された記憶」だと思う。

大人になったきみが、本当に自分はダメな奴で、この世界の誰からも相手にされてなくて、ひとりぼっちで泣いている夜もあるかもしれない。
そんなときにたった一回でもいい、USBの画像を見て、僕は、わたしは、愛されていたのだと、勇気が、生きる気力が湧いてくれたら、と思うのだ。

そして次からは、部屋に置かれたボトルを見ることで愛されていたシンボルになってくれたら、と。

そういう想像が浮かんだので、この贈り物には、その人の色が出た、シンボルとなるような贈り物になるポテンシャルがあると感じて、お祝いごとの時などにプレゼントしているというわけだ。


なので、もし贈り物に困っている方がいて、何かおもしろい使い方が浮かんだら、ぜひどなたかへの贈り物にいつの日か、なさっていただけたら、こんなにうれしいことはない。

https://store.spiral.co.jp/i/100-685




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