藤元 大詩/FUJIMOTO TAISHI(講師/パーソナルトレーナー)

B-LEAD代表/日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー/パーソナルトレーナー/…

藤元 大詩/FUJIMOTO TAISHI(講師/パーソナルトレーナー)

B-LEAD代表/日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー/パーソナルトレーナー/累計1万回トレーニング指導/7つの資格保有/5チームのスポーツ専属トレーニングコーチ/パーソナルトレーナー養成スクール(解剖学/評価)講師/専門学校 非常勤講師/整形外科併設メディカルジム…

マガジン

  • パーソナルトレーナーのための基礎解剖学👨‍⚕️

    パーソナルトレーナーによるパーソナルトレーナーのための『解剖学の基礎知識』を中心に発信していきます。現場で役立つ正しい知識をはじめ、すぐに使えるスキル・テクニックなどもご紹介していきます!

最近の記事

【基礎解剖学】トレーナーが知っておくべき『大殿筋』の役割と基礎知識

大殿筋|起始・停止・支配神経・作用 大殿筋の浅層線維の起始は、腸骨稜と上後腸骨棘(PSIS)、腰背筋膜、仙骨、尾骨です。深層線維の起始は、腸骨翼の殿筋面と仙結節靭帯です。 停止は上部線維と下部線維で分かれます。上部線維は、大殿筋膜の外側部で腸脛靭帯に付着し、下部線維は殿筋粗面に付着しています。 大殿筋の筋連結 大殿筋は、筋膜や靭帯などを介して多くの筋と連結しています。腰背部に位置する広背筋や多裂筋、最長筋は、胸腰筋膜を介して、反対側に位置する大殿筋と連結しています。

    • 【基礎解剖学】パーソナルトレーナーが知っておくべき『僧帽筋』の役割と基礎知識

      僧帽筋とは?僧帽筋は肩甲骨上の筋群の中では、最も表層に位置する筋です。僧帽筋には上部線維と中部線維と下部線維の3つの線維があります。筋の付着部、線維の走行が違うため、それぞれの作用にも違いがあります。 僧帽筋|起始・停止・支配神経・作用僧帽筋 上部線維|起始・停止・支配神経・作用 僧帽筋の上部線維は、外後頭隆起と項靭帯から起始し、鎖骨の外側1/3後縁に停止する筋です。肩甲骨の上部に付着するため、主に肩甲骨の挙上(上方に引き上げる動き)に作用します。 僧帽筋 中部線維|起

      • 【基礎解剖学】パーソナルトレーナーが知っておくべき『体幹インナーマッスル』4つの筋肉と基礎知識

        体幹インナーマッスルとは?体幹インナーマッスルは、一般的に横隔膜と腹横筋、多裂筋、骨盤底筋群の4つの筋で構成されていると言われています。これら4つの筋肉はすべて深層に位置しています。深層に位置している筋肉をインナーマッスルと呼んでいます。 脊椎周辺(体幹部)には、この4つの筋肉以外にもインナーマッスル(大腰筋や腰方形筋、内腹斜筋など…)は存在しています。 4つの筋肉が体幹「インナーユニット」と呼ばれる体幹には他にもインナーマッスル(深層に位置する筋肉)があるのに、なぜ「横

        • 【基礎解剖学】パーソナルトレーナーが知っておくべき『ローテーターカフ』の基礎知識

          ローテーターカフ(回旋筋腱板)とは?ローテーターカフ(回旋筋腱板)とは、棘上筋と棘下筋、小円筋、肩甲下筋の4つの筋で構成される肩関節の構造面・機能面において大事な役割を担う筋肉です。 これらの筋は、全て肩甲骨の後面もしくは前面から起始して、上腕骨の一部に停止しています。深層に位置することから一般的には、インナーマッスルと呼ばれることも多い筋肉です。 ①肩甲下筋の起始・停止・支配神経・作用 肩甲下筋は「肩甲下窩」から起始し、「上腕骨の小結節」に停止します。肩関節の内旋と水

        【基礎解剖学】トレーナーが知っておくべき『大殿筋』の役割と基礎知識

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        • パーソナルトレーナーのための基礎解剖学👨‍⚕️
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          【基礎解剖学】パーソナルトレーナーが知っておくべき『脊柱』の構造と基礎知識

          『脊柱』の構造と基礎解剖学脊柱は、腰椎(5つ)と胸椎(12つ)と頚椎(7つ)の計24個の椎体で構成されています。骨盤より上から腰椎-胸椎-頚椎の順で配列されている構造です。 仙椎(5つ)と尾椎(4つ)を合わせると計33個の椎体で構成されています。仙椎は仙骨に、尾椎は尾骨に、通常、成人では一つの骨に癒合されています。 矢状面上・側面からみた時に彎曲しているのが特徴です。通常、腰椎は前彎・胸椎は後彎・頚椎は前彎という感じで交互にカーブが描かれているような状態です。この状態のこ

          【基礎解剖学】パーソナルトレーナーが知っておくべき『脊柱』の構造と基礎知識

          【基礎解剖学】パーソナルトレーナーが知っておくべき『骨盤』の基礎知識

          『骨盤』の構造と基礎解剖学骨盤は、腸骨と坐骨と恥骨と仙骨と尾骨の計5つの骨で構成されています。腸骨と坐骨と恥骨のそれぞれの骨の間には「Y字軟骨」という軟骨組織が存在しています。成長と共に3つの骨が骨化し、癒合することによって一つの寛骨(かんこつ)と呼ばれる骨になります。 骨盤の周辺には、大腿直筋や腸腰筋、大殿筋、中殿筋、小殿筋、ハムストリングス、大腿筋膜張筋、長内転筋、大内転筋、恥骨筋、短内転筋、小内転筋、梨状筋、内・外閉鎖筋、上・下双子筋、大腿方形筋、骨盤底筋群などのたく

          【基礎解剖学】パーソナルトレーナーが知っておくべき『骨盤』の基礎知識

          【基礎解剖学】パーソナルトレーナーが知っておくべき『手関節』の基礎知識

          『手関節』の構造と基礎解剖手関節を構成する骨と主要関節 手関節は、前腕部の橈骨と尺骨、手根骨の舟状骨と月状骨・三角骨・豆状骨・大菱形骨・小菱形骨・有鉤骨・有頭骨で形成されています。手を形成する骨として第1〜5中手骨、第1〜5基節骨、第1〜4中節骨、第1〜5末節骨があります。 手関節は、橈骨手根関節(橈骨と手根骨の間で形成)と手根中央関節(遠位手根骨と近位手根骨の間で形成)と遠位橈尺関節(橈骨と尺骨の間で形成)の3つで構成されています。 手の骨は27個の骨で形成されていま

          【基礎解剖学】パーソナルトレーナーが知っておくべき『手関節』の基礎知識

          【基礎解剖学】パーソナルトレーナーが知っておくべき『足関節』の基礎知識

          『足関節』の構造と基礎解剖学足関節(距腿関節)は、脛骨と腓骨と距骨の計3つの骨で構成されています。距骨と下腿(脛骨と腓骨)をあわせて距腿関節と覚えるのがおすすめです。 この距腿関節は「蝶番関節」に分類されるため、背屈と底屈の動作が生じます。 ①距腿関節(脛骨と腓骨と距骨) ②距骨下関節(距骨と踵骨) 足関節のすぐ下には、距骨下関節と呼ばれる距骨と踵骨の2つの骨で構成される関節もあります。距骨の下にある関節で距骨下関節と覚えるのがおすすめです。 その他にも脛骨と腓骨の

          【基礎解剖学】パーソナルトレーナーが知っておくべき『足関節』の基礎知識

          【基礎解剖学】パーソナルトレーナーが知っておくべき『肩甲骨』の基礎知識

          『肩甲骨』の構造と基礎解剖肩甲骨の基礎解剖学の知識として必ず押さえてもらいたい内容をお伝えします。肩甲骨は胸郭(肋骨)上に浮遊している骨として存在しています。 肩甲骨と胸郭との間には、機能的関節に分類される肩甲胸郭関節があります。浮遊している肩甲骨は、周辺に付着する筋肉や靭帯などの組織によって支えられています。 下記イラストでは、肩甲骨の部分的な名称を記しました。 肩甲骨の6方向の動き 肩甲骨は、頭側に向かって引き上がる「挙上」、足元に引き下がる「下制」、外側に向かっ

          【基礎解剖学】パーソナルトレーナーが知っておくべき『肩甲骨』の基礎知識

          【基礎解剖学】パーソナルトレーナーが知っておくべき『膝関節』の構造と基礎知識

          『膝関節』の構造と基礎解剖学膝関節は、大腿骨と脛骨と膝蓋骨の3つの骨で構成される関節です。大腿骨と脛骨の間には「大腿脛骨関節(FT関節)」、大腿骨と膝蓋骨の間には「膝蓋大腿関節(PF関節)」があります。 膝関節の筋肉膝関節の周辺には、大腿四頭筋の腱となる膝蓋腱(膝蓋靭帯)、半膜様筋、半腱様筋、大腿二頭筋(長頭・短頭)、腓腹筋、薄筋、縫工筋、足底筋、膝窩筋などの筋肉・腱が走行して付着しています。 これらの筋肉・腱は、膝関節を主に伸展・屈曲させたりと運動機能として重要な役割を

          【基礎解剖学】パーソナルトレーナーが知っておくべき『膝関節』の構造と基礎知識

          【基礎解剖学】パーソナルトレーナーが知っておくべき『胸郭』の構造と基礎知識

          『胸郭』の構造と基礎解剖学胸郭は、胸椎(12個)と肋骨(24個)と胸骨(1個)の計37個の骨で構成されています。胸郭の中には、心臓や肺などの大事な臓器があります。これらの臓器を保護する役割をはじめ、身体の機能面でも非常に重要な役割を担っている部位のひとつです。 胸椎と肋骨の間には「肋椎関節」、肋骨と胸骨の間には「胸肋関節」という関節があります。 肋骨の上位7対は肋軟骨を介して胸骨に連結(真肋)していて、下位5対は上の肋骨に連結(仮肋)して繋がっています。下位肋骨の中でも、

          【基礎解剖学】パーソナルトレーナーが知っておくべき『胸郭』の構造と基礎知識

          【基礎解剖学】パーソナルトレーナーが知っておくべき『股関節』の構造と基礎知識

          『股関節』の構造と基礎解剖学股関節(臼蓋大腿関節)は、大腿骨と寛骨で構成されています。大腿骨の上部先端に位置する球状の形をした「大腿骨頭」と、骨盤の寛骨にある半球状に凹んでいる「寛骨臼」で関節を形成しています。 股関節は「多軸性」に分類されており、屈曲・伸展、外転・内転、外旋・内旋、それぞれの複合運動と、どの運動方向に対しての動作も可能な関節構造となっています。安定性が優れている上に「可動性」にも適した関節といえます。 ↓こちらのブログでは、股関節の解剖をより詳しく「筋・

          【基礎解剖学】パーソナルトレーナーが知っておくべき『股関節』の構造と基礎知識

          【メッチャ効く】腹筋(上腹部)体幹・コアトレーニング5種 #追い込むワークアウト

          みなさん、こんにちは!大阪でフリーランスパーソナルトレーナー/アスレティックトレーナー として活動している B-LEAD の 藤元大詩(ふじもとたいし)です!(@taishi_fujimoto) [/chat] 腹筋(上腹部)体幹・コアトレーニング5種 当ブログではトレーニングやストレッチ、コンディションを整えるための情報、読者のカラダや健康に有益な知識をどんどん配信しています。またYouTubeでは目的別や筋肉ごとのトレーニングやストレッチ動画を解説付きでまとめて配信して

          【メッチャ効く】腹筋(上腹部)体幹・コアトレーニング5種 #追い込むワークアウト

          【ジャンプ力|足の速さUP|肉離れ予防】ハムストリングス(太もも後面)を強化するトレーニング5種

          みなさん、こんにちは!大阪でフリーランスパーソナルトレーナー/アスレティックトレーナー として活動している B-LEAD の 藤元大詩(ふじもとたいし)です!(@taishi_fujimoto) ハムストリングス(太もも後面)を強化するトレーニング5種 動画解説はこちら 今回の記事では、ハムストリングス(太もも後面)を強化するトレーニングを5種類ご紹介します。股関節の動きを高めるアクティブストレッチ・モビリティエクササイズも3種類ご紹介しているので一緒に合わせてやってみて

          【ジャンプ力|足の速さUP|肉離れ予防】ハムストリングス(太もも後面)を強化するトレーニング5種

          扁平足の治し方・原因・デメリット解説(アニメーション動画)

          みなさん、こんにちは!大阪でフリーランスパーソナルトレーナー/アスレティックトレーナー として活動している BODY PARTNARS の 藤元大詩(ふじもとたいし)です!(@taishi_fujimoto) 動画の目次0:00​​​​​​​ はじめに 0:18​ 扁平足のチェック方法 0:43​ 扁平足が原因で身体に起こる悪影響 1:13​ 扁平足の主な原因 1:36​ 扁平足を治すために必要なこと 1:48​ 荷重バランスと足の3つのアーチ 2:46​ 内側の縦アーチ

          扁平足の治し方・原因・デメリット解説(アニメーション動画)

          フォームローラーをやってはいけない人|必ず抑えておくべき3つの注意点|ポイント解説

          みなさん、こんにちは!大阪でフリーランスパーソナルトレーナー/アスレティックトレーナー として活動している BODY PARTNARS の 藤元大詩(ふじもとたいし)です!(@taishi_fujimoto) ----------------------------------------------------------------------- 動画の目次 --------------------------------------------------------

          フォームローラーをやってはいけない人|必ず抑えておくべき3つの注意点|ポイント解説