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福島駅前開発頓挫

東京の皆さんにもわかりやすいように説明すると、福島駅前という一等地がピンチです。

地元の百貨店とホテルが店じまいをして、更地ができました。

この巨大な土地を、ホテル商業施設などの民間施設と福島市の公共施設を立てて活性化を図ろうとしたところ、折からの建築費の高騰と、進出シタイ民間業者がいないため、頓挫しています。

さらに追い打ちをかけるように、駅の逆サイドのイトーヨーカ堂の撤退、御馴染みのヨークベニマルは現状この跡地に進出せず、ということで、駅の両側に空き地ができそうな勢いなんです。

県のどこぞのコンサルティングファームに頼んでネットの情報をつなぎ合わせたような分析の結果、候補は2つ

ホールとコンベンション・センターの二択www。

所がホールの大きさは千人程度収容と言うことで、帯に短したすきに長し。

残るコンベンションセンターにかけるようですが、郡山にはパレットという施設がすでにあるし、お隣仙台は国際コンベンションセンター都市、という打ち出しをすでにやってます。

出来てもまぁ就職セミナー、フクシマお土産見本市とかそんなものなのかな。

そもそもないこの土地をなんで福島市が取得したのが不思議。元々百貨店とホテルですよ?

それを買ったの?そして何に使っていいのかわからなくて、市民まで集めて意見求めてって完全終わってる。

前の報道では、図書館や子どもが放課後遊べる設備とかを求める、という市民の声がありました。

がそんな金を取れない施設はアウトです。

はなから市民の声など活かすつもりはなくて、一応市民の声も聞きました、という証拠づくりに利用されてる感じ。

なぜ所得したかもわからない土地の利用方法がなくて困って口を開けば、賑わい、にぎわいと言ってるのが、地方行政の実態です。

小生は、大学(教員養成の駅弁大学と医学大学)を集めて若者を住まわせるキャバスと住居一体の街作りを単なる思いつきで以前書きました。

一般に政治家は自分の時代の象徴のハコモノを作りたがるもので。
記念碑的なデカければでかいほど良いみたいな。

ところが、ヨーカ堂の撤退、百貨店の閉店でわかるように、市としての民度が落ちて衰退しているわけですよね。

そんなとき、カンフル剤のような施設を作っても、幽霊タウンになる事は明らか。

もっと長い期間を考えて、いかに若い人が住みたくなる、集まってる街にするか、が大事なはず。

期限切れにならないようにありきたりの二択を並べて検討するより、もっと長い目で考えないと失敗しかしないと思う。

とにかく民間が進出をためらうような駅前という一等地を一等地として再生させるのが、シムシティをするうえでも大事なことで、コンベンションホールではないだろうなぁ。
福島市、終わってる話がもう一つあるのはまた今度。

ちなみにこの再開発には野村不動産が関わっているみたいです。

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