何かに時間を使う、ということは、そのままそれに対して自分の命を使う、ということと同義である。

例えば

・Twitterに毎日4時間使う人は、Twitterに1日の約4分の1を使っている

・YouTubeに毎日6時間使う人は、YouTubeに1日の約6分の1を使っている

・何らかの学びに毎日4時間使う人は、それに対して一日の6分の1を使っている

わけである。

どれを選んでも、全然大丈夫だし、どちらが上でどちらが下というのはない。

けれども、人生とはそもそも時間である以上、自分が何に対してエネルギーを注ぎたいのか、意識するのは大切なんじゃないかな、と思う。

これまでは、お金の価値がとても高かった。

・お金が稼げるからこの事業をする

・お金を稼ぐために仕事をする

・お金になるから、イヤな人でもそばにいる

・お金になるから、イヤな取引先にもヘコヘコする

こんな感じに。

とにかく、お金を稼ぐ手段も方法も、今ほど豊富ではなかったわけだから、多少はイヤなことも

「お金のため」

と思って、我慢してきた。

いわば、人生の時間の中で、お金のために捧げている割合が多かったんじゃないのかな、と思う。

けれど、これからはおそらく、精神をどこに捧げているかが大切になるんじゃないのかなと思う。

もっといえば

「どんな生き方をするのか」

これを定めることが大切なんじゃないのかなと思う。

どれくらい先かは分からないが、ベーシックインカムが導入され、最低限の生活が保証されるようになる時代が来る。

AIがほとんどの仕事を代替出来るようになるなら、その分押し出される人の生活を守る必要があるわけなので。

つまり、お金のために、自分をごまかして人生を歩む必要がなくなる。

で、そうなったら、生き方は必ず

1 特にこれといって何かをするわけでもなく、日々娯楽を楽しむ人

2 同じ志を共有した仲間と、より良い世の中にしていこうとして本気で生きる人

の2つに分かれる。

もちろん、どちらが悪いというわけでもない。

ただ、どちらに精神を捧げているか、というだけ。

そして、どちらに精神を捧げていようとも、最低限の生活は出来る。

たぶん、多くの人は前者を選ぶ。

だって、そんなに苦労もしないし、嫌なこともないだろうし、そこそこ毎日楽しく生きられるから。

けれど、その生き方で得られる楽しさは、後者を選んだ人には遠く及ばない。

本気で生きている時って、言葉に出来ない充実感があるし、人と深く繋がっている感覚になる。

胸の内から、言葉に出来ないような幸福に満ちて、悩みや苦しみがなくなって、ただこの瞬間に存在出来る喜びに満ち溢れる。

あたたかみで一杯になって、多幸感で涙が出てくる。

「あぁ、この瞬間のために生まれてきたんだ」

「今まで生きてきてよかった」

そう心から思える。

1度でもこの気持ちを経験すると、生き方が完全に変わっていく。

それまで大切だったことが、どうでもよくなっていく。

もちろん、その生き方をしようとすると、傷つくことも多い。

心無いことを言われることもある。

けれど、やっぱり本気で生きてきた人にしか掴めない境地はあるんじゃないのかなと思う。

・部活を本気でやってきた人

・本気で目の前の人とぶつかってきた人

・本気で世のため、人のためになるような仕事をしたことがある人

こういった人達は共感してもらえると思う。

本気で、志のために生きている時は、ある意味で時間の感覚がない。

数日が数年のように感じ、一日が数ヶ月に感じ、そして一瞬が永遠になる。

これは、本気で生きてみないと分からない。
僕もまだまだ練習中。

けど、そのためにはまず自分が本気で生きたいというオファーを世界に対して放つ必要がある。

「こんな生き方をしたいんです」

「こんな人と生きたいんです」

こういった価値観を放っていく。

自分が放った価値観に共鳴した人と、共に生きていく。

そして、それはネットを使って発信するのが、とてもおすすめ。

ネットであれば、物理的に離れた空間にいても、ご縁のある人と繋がれる。

けれど、それをするためには、まず自分自身に軸がなければ、始まらない。

だからこそ

「書く」

ことを強くすすめている。

少し大きめのノートとペンに、たくさん自分の気持ちを書き連ねていく。

書いて、自分の気持ちを再確認していく。

書かないと、人は自己確認が出来ない。
脳は、頭の中だけで、物事を整理出来るようになっていないから。

そして、現代では、いろんな情報に触れられる反面、情報に触れすぎて不感症に陥りやすい。

自分自身が、本来望んでいないようなことを、あたかも自分の本心からの願いであるように、錯覚させられる。

・月収は〇〇万円くらいはいるよね

・結婚は〇〇歳までにはしないとね

・英語くらいは話せないとね

・母親らしさは〇〇だよね

・男は〇〇すべきだよね

などなど。

けど、そんなのどうでもいいし、それで人生は決まらない。

僕は、書くことを通して、これに気付いてきた。

「なーーんだ。ぜんぶどうでもいいや」

と思えるし、心から自分を喜ばせてくれるものがなんなのか、分かるようになる。

そうなっていくために、書いて書いて、揺るぎない自分の軸をつくっていく。

そして、それを発信して、ご縁のある人と出会う。

これが、これからの時代に大切なことなのじゃないかな、と思った。

なんでも選べる時代だからこそ、揺るぎない自分だけの軸が必要になるよね。

僕もこれを日々実践していて、そして、発信を通して、ご縁のある人と出会いたいと思っている1人なので、共に実践出来ればいいなと思ってる(*´ω`*)