初めての方へ




「どうすれば、本当に満ち足りた人生を歩めるのだろう?」

はじめまして、たか0308です。

このお手紙では、私が自分の人生を通して学んできた、本当に満たされた人生を歩むために
欠かせないことについてお話ししていきます。

満ち足りた人生を歩みたい、なんとなく今の日常にマンネリ感がある、
世間の求める成功に対して疑問を抱いているものの、それに代わるものは見つかっていない
という方は参考になる部分もあると思いますので、どうかお付き合い下さい。

私は、子どもの頃から

「本当に満たされた人生を送る人と、そうでない人との違いはなんだろう?」

とよく考えていました。

「子どもらしくないなあ」

と思われるかもしれませんが、どうしてもこの疑問が頭から離れませんでした。

周りの子と一緒に遊んでいるときも、ゲームをしていた時も、少年野球団で野球をしていた時も、です。

ちなみに漫画で言えば、ベタですがワンピースやナルトが大好きでした。

自分の生き方に軸があり、一切どんな状況に陥っても自分や仲間を信頼し抜く在り方にとても感動していました。

中学高校に進学しても、自分の求めているものは一切変わりませんでした。

しかし、いくら自分自身に問うても、周りの人に答えを求めても一切答えらしきものは見つかりませんでした。

「環境の変化を経験する」

そうこうしているうちに、大学受験を迎えます。

当時の私は、
大学生になり誰も自分のことを知らない場所に引っ越せば
自分を本当に満たしてくれる何かが見つかるのではないか、と期待に満ち溢れた気持ちでいました。

しかし、進学した私を待っていたのは、以前と全く変わらない、日々に退屈した自分でした。

大学の友達と遊んでも、遅くまで呑み歩いても、一切自分は満たされなかったのです。

「こんなはずじゃなっかった…」
「自分には、本当に満ち足りた人生を歩むことなんて無理なんじゃ…」

という気持ちがぬぐえないまま、悶々とした日々を過ごしていました。

「アメリカへ留学」

もう一度環境を変えて、リセットすれば自分の求めていたものに出会えるのでは、と思い、
大学二回生の時に、アメリカに留学しました。

新しい言語・価値観に触れて自分の世界が広がっていく感覚はありましたが、まだ自分の
求める答えは見つからないまま、悶々とした気持ちで日々を過ごしていました。

そんな私に、ある転機がおとずれます。

「自分との対話」

きっかけは、当時留学していた街のカフェで少しずつ、ノートとペンを使って
自分の気持ちを書き出すことでした。

日々感じたことをつたない表現で書き出していくというものでしたが、そうして自分の日々の出来事・それに対して自分は何を感じたかを書き出すことで少しずつ自分の心が整理されていったのです。

そのときまで私は

「自分の求めているものはどこかこの世界にあるはずだ」

と考えていましたが、それは社会の生み出した洗脳であることに気づきました。

ノートに気持ちを書き出すうちに、自分の

「常に周りの人のせいにして、一切自分を省みない在り方」
「周りの人に一切貢献せず・大切な人が困っていても見てみぬ振りをして逃げるような在り方」

が浮き彫りになりました。

そして、その二つこそが、自分の満ち足りなさの原因だと気づきました。
この時期から少しずつ、カフェで自分と対話する時間が増えていきました。

「人生を変えてくれた出会い」

そんなときに、私の人生を大きく変えてくれた一人の女性に出会います。

彼女は同じ大学の同級生で、彼女も私と同じく自分の人生に悩んでいました。

しかし、私とは違って、悩みを抱えながらも彼女は周りの人のために、そのとき出来る精一杯のことをやっていました。

周りにばかり答えを求め、一切目の前の人のために出来ることを全くやっていなかった私からしたら
とても尊敬出来る存在でした。

「この人のように、自分も周りの人に出来ることを全力でやりたい」

といつしか考えるようになり、まずは目の前のこの人から、と思い日々連絡を取り合い、自分に出来ることを不器用なりに精一杯やっていきました。

そうこうしているうちに、いつの間にか関係が深まりお付き合いさせて頂くことになりました。

「今この瞬間を精一杯生きること」

彼女と共に過ごす日々を通して、私はいかに今まで自分が甘えてきたか、自分を高めることをせずに人生を周りの人のせいにしてきたか改めて気付きました。

私は、ずっと満ち足りた人生を歩むためには

「何か認められるようなすごいことを自分の外側に見つける」

ことが欠かせないと思っていました。

ですが、彼女と過ごす日々を通して

「満ち足りた人生を歩むために何か特別なものを見つける必要なんてない。すでに手元にあったんだ」

と気づけました。

私のなかでは、ずっと
「今この瞬間」と「満ち足りた人生」
が分離していました。

しかし、彼女の在り方に触れて
「今この瞬間に出来ることを精一杯行う」
ことの大切さを学べました。

たくさん遠回りをしましたが
「今この瞬間の生き方」と「満ち足りた人生」は
イコールなのだと気付けました。

大切なのは、自分を高めて、目の前の人のために自分が出来ることを精一杯行うことなんだと…。
満ち足りた人生を歩むことは今この瞬間から出来ることなんだと気づけました。

そのことに気づかせるために、わざわざ人生20年間もかけて遠回りをしてきたんだ、自分の内面と向き合う大切さを学ぶために今この瞬間から目を背け、自分の外に答えを求めていた時期が存在していたんだと思えました。

それまで否定してばかりいた、自分の過去にも少しずつ感謝できるようになってきました。

このようにして、少しずつ自分の在り方と向き合い始めた時、
私の人生ベスト3に入るあるチャレンジがやってきます。

「父親と一人の男として向き合う」

当時の私は、就活を間近に控えた大学3回生でした。

私の両親は私に、普通に就職することを望んでいました。

ですが、私はどうしても世間の求める

「大企業に就職する」
「大学卒業後は、普通に仕事をして、結婚して、家庭を持つ」

といった価値観に馴染めませんでした。

「私は、そのときの私の心に従って、愛している人と生きたいんだ」

と思いました。

そして、そのことを父に打ち明けるために、忘れもしない2017年の10月24日、

彼女がある挑戦を行っていた頃と同時刻に、

緊張で目の前が真っ暗になる不安とたたかいながら、父に電話をかけます。

一度、二度とコールが鳴っている間に

「もう電話を切ってしまおうか」

という気持ちになりかけましたが、その瞬間に

「彼女も今頑張っているんだ。自分も今まで逃げてきたことと向き合いたい。」

とその場にはいませんでしたが、まるで彼女に背中を押してもらっているような感覚を抱きました。

そうこうしているうちに、父が電話に出ます。

最初は緊張していましたが、父に素直な気持ちを伝えたところ

「お前がそういうなら、もう何も言わない。頑張れよ。」

と背中を押してくれました。

勇気をだして、伝えてみてよかった瞬間だと思いました。

昔から、周りの人のせいにしてばかりいた自分が、少し成長した瞬間でした。

「あたたかな気持ち」

そして、その時のことを彼女に報告したところ、まるで自分のことのように喜んでくれました。

その時、自分の内側が春の木漏れ日の下でまどろんでいる時のような至福に包まれました。

「自分がこんな人生を手に出来たのも、私を信頼し支えてくれた人がいたからなんだ。
こんなに満ち足りた人生でいられるのも、自分を支えてくれた彼女のおかげなんだ。」

と思えました。

そんな居場所が一つあるだけで、人の人生は大きく変わるのではないかと感じました。

そう思うともう止まらず、新たな挑戦をしたいと思うようになりました。

「新たな志」

2019年から私は

「春の木漏れ日のように、あたたかなコミュニティを増やすこと」

を理念に活動していきたいと思っています。

その場にいるだけで、安らかな気持ちになり、呼吸が深くなって自分の内側が慈愛で満たされ、
自分の才能が開花し、あたたかな気持ちが循環していく…

そんなコミュニティが世の中に増えていくだけで、どれほど世の中が良くなるでしょう…。

世の中の問題の本質的な部分は、やはりコミュニティにあると考えています。

私の人生を大きく変えてくれたのも、間違いなくあたたかなコミュニティだと断言できます。

自分がどんなコミュニティに属しているかが大きく自分の人生を左右します。

時代も今後大きく変化し、全ての仕事・活動の行き着く先が、

「人を育てること」

「あたたかなコミュニティを世界に増やすこと」

に繋がるようになると感じています。

このnoteを読んでくださるあなたと共にそんなコミュニティが築けたら、そしてあなたがあなたの大切な人とそんなコミュニティを築いてくれたら、こんなに素敵なことは他にないと思っています。

最後までお読み頂き、本当にありがとうございました。














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