写真を撮らない私が書く、写真家さんたちのこと。
写真家さんというのは、
自分だけに見える、自分だけの世界が、
カメラのレンズの中に存在しているのだろうか。
そう思うくらい、彼らは写真や映像を通して、
私の目から見える世界とは違う、
様々な世界を魅せてくれる。
それは時に、
同じ場所で撮影されていたとしても、
同じ風景だと気づかないこともあるくらいで、
どうなっているんだろうと真剣に考えてみる。
ある時は、木のざわめきや、小鳥のさえずり、
静寂という音までも映し出す。
またある時は、風の感触や、ひだまりの温かさ、
人