見出し画像

音楽CDをコピーしていた時代

90年代後半〜2000年代初頭にCD-Rというメディアが登場して、音楽CDをCDにコピーすることが容易になった時期があった。当初は、一旦PCにCDのデータを取り込んで、CD-Rに書き込むという面倒な作業が発生していたんだけれど、そのうちカセットテープのダビング感覚で出来る専用機も登場した。

自分も、そんなダビング専用機が安くなっていたので購入し、図書館やTSUTAYAでレンタルしたCDをせっせとコピーする日々が続いた時期があった。とにかくお金が無かったけれど、新しい音楽は聴きたいという欲求だけは強かったので、もう片っ端から借りまくって、片っ端からコピーする日々。

だんだん、コピーすることが目的になって、肝心な中身を聴くという行為が薄れていった時もあった。当初はCDジャケットをマメにカラーコピーして、本物風にしていたこともあった。今考えるとすごい労力だ。だんだん飽きて、ただコピーして手書きでタイトルだけ盤面に書くってスタイルに落ち着いたけれど。

そのちょっと前に初代iPodが登場して、iTunesでCDを管理する時代になってはいたけれど、マメじゃない自分は、iTunesで管理することも途中で放棄してしまっていた。それでも、ハードディスクを大容量なものに換装してアルバムにして1,000枚分はリッピングしていたな。自分で買ったものじゃないのに。

CDDBというアルバム・タイトルとアルバムアートワークと曲名を自動で付与してくれるサービスが非常に便利でインターネットって凄い!と感動したものだ。

iPodの登場により、リッピングした曲を1,000曲も持ち歩けるようになった時も夢の時代が来た!と感じたものだ。CDに焼かなくても手軽に持ち歩けるし、すぐさま飛びついた。ただ、購入して半年後、初代iPodは暑い日のの車内に置きっぱなしにしたら熱で壊れてしまったのだけれども。修理しようかとも考えたけれど、丁度保証も切れてしまった次期なので(当時は6ヶ月しか保証期間が無かった)すごく勿体ないことをしてしまったと後悔したものだ。

それからはもう専らCD-Rコピー派になってしまった。なので2000年代初頭は購入していないけれど、たくさん聴いたCDアルバムが結構ある。本当にアーティストさんには申し訳ないけれど、ガバガバレンタルし、ガバガバコピーするということが生きがいだった。

そんな時期に100回聴いたアルバムはこちら

で、やっぱり100回も聴くと、自分でも持っていたくなるわけで、書い直したりしている。

その後、コピーコントロールCDが登場して、リッピングすら出来なくなってしまったので、もう面倒くさくなってコピーすることは止めてしまった。

現在はサブスクリプション全盛の時代になって、定額で聴き放題だなんて、本当にいい時代になったなあ。当時の自分がサブスク全盛時代に生きていたら狂喜乱舞しているだろうなあ。

この記事が参加している募集

思い出の曲

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?