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2024年1月に買ってよかった本

能登半島地震発災から半月ほど経ったころだろうか、NHKオンデマンドの『100分 de 名著』の「災害を考える」シリーズを観た(2021年3月放送)。

その中で批評家の若松英輔さんが4週目に紹介された池田晶子著『14歳からの哲学』が気になったので購入してみる。

残念ながらKindle版は無かったが、これがめちゃ良かった!

40代後半にもなっていまだに永遠の中二病だからかもしれないが、これは本当に中二くらいの時に知っておきたかった。(いや発刊されてない)

とはいってもまだ読み進めている途中。1日1テーマペースでゆっくりと読み進めているし、何度でも読み返したくなる内容。

同じ時期に斎藤幸平著『マルクス解体』を読んでいた。こちらはほぼ理解できなかった(前提知識として『資本論』が入っていないので)。

ただ、面白いことにマルクスの考えていたことと、池田晶子が考えていたことの似ている部分があったのではないか?と思える部分は紹介したい。といっても、コテンラジオの受け売り。

それは「人間は自分で映画を撮って自分で観ている」という会話。(下記リンクの41分あたり)

つまり、宗教も資本主義(商品)も人間がつくったもの。それに人間が操られている的な内容。これが今後はAIになったりするのだろう。それをメタ認知することが重要、ってこと。

これは『14歳の哲学』にも共通して流れているテーマ。

そして、まったくうろ覚えで合っているかもわからないのだが、マルクス・ガブリエル(マルクスつながりでややこしい)の『なぜ世界は存在しないのか』も実は似たようなことを言っているのではないか?とも考えたりもした。


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