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パズルを組み立てるように詠む

お久しぶりです。高橋です。

下書きの断片は溜まってるんですけどね。

季節ひとつ変わっちゃったよ。

もう思い出せないよ。


note公式でそんなハッシュタグあったな。

#熟成下書き

書けぬならそのまま出してしまえホトトギス(字余り)


4月半ば、

仕事が定時前に終わってしまうので、よく寄り道していました。

駅近くの緑道公園。ずーっと続く川沿いに、舗装されていない遊歩道が続く一帯。

みんな考えることは同じで。

散歩したり、

ベンチに横並びに座っておしゃべりしたり、

桜を見たり。

桜、今年もそろそろ終わりかなぁ。

ここへ来るまでの商店街で、おじさんが店の前に飛んできた花びらを掃き寄せていたのも見た。

↑この光景で一首詠もうとしたけれど、上手くまとまりませんでした。

満開の桜も良いけど、

散ってしまった桜のじゅうたんも好きなんだよなぁ。

泥にまみれたり、踏み潰されたりして、

ビジュアル的な美しさは半減してしまうのだけど…


いく筋かの通りをまたいでやっと、空いてるベンチを発見。

持ってきたおにぎりを頬張る。うまい。


その目の前を、ひとりのランナーが通り過ぎた。

ザッ、ザッと小気味良い足音を立てて。


その辺りの花びらは、まだ散ったばかりだったようで。

足を蹴り出す時の、わずかな風で舞い上がる。

座ったその高さから見ていたから、気づけた。


かわいい。

見知らぬランナーの後ろ姿に、じっと見入ってしまった。


「桜の花びら・巻き上げて」

お、字余りだけど七・五のリズムになったぞ。


走る?ランナー?

ランナーの顔は覚えてないや…

後ろ姿、むしろ足元に釘付けだった。


「ナイキのシューズ」

七音。


(五)・桜の花びら・巻き上げて・ナイキのシューズ・(七)


パズル式に浮かび上がっていく。


あぁ。散った桜が好きって、季節の流れを感じるから好きなんだな。

裸の枝から、花が咲いて、葉が出て、花が散って、新緑の季節へ…そして紅葉、落ち葉…

一歩一歩、確実に進む季節。


走りゆく春(七)

駆け抜ける春(七)

走り去る春(七)

夏へ向かって(七)


ちょっと待って、ここ、今さら直したくなってきた(笑)

詠んだ当時もだいぶ迷ったのは覚えている。


なんであの時の私、「走りゆく春」に落ち着いたんだろう?←タイムマシン乗りたい

走りゆく先には夏が待ってるんじゃない?←文法ミス?


「ふわ・ひらり(五)」までたどり着けない(笑)

こうやって下書きが溜まるのですよ。


今日は諦めた!

寝ます。


また書き直すかもしれない。

別記事で続きを書くかもしれない。

今日この瞬間の記録として、そっと埋もれさせるかもしれない。

未来の自分よ、任せた!


メールフォルダかどこかに残ってなかったかな…

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