思い出すだけで唾液が湧いてくるの一席。

さてはて、今日も今日とて麹をつかったレシピ。

彼女たち(麹)の良いところは、旨味と甘味がギュギュッと詰まっている故に、ちと何かをプラスする。

そしてその塩梅さえつかめれば簡単に美味いものが作れるということ。

今流行りの時短とお思いでしょうが、ノンノン。

ちゃんと愛情ぶち込めてつくった自家製の調味料であれば、それは時短でも手抜きでもなんでもございません。

発酵ってすごいね。

それでは、「塩麹」「レモン」「ニンニク」「肉」「野菜」をご用意くださいまし。

材料

●基本の塩麹レモンタレ●
塩麹　スプーン0.5〜１
レモン絞り汁 1/8個分
ニンニクすりおろし　半かけくらい

●具材など●
長ねぎ(炒めたい野菜)　好きな量(半分)
豚肉(お好きな部位、薄切りがおすすめ)　100gくらい
ブラックペッパー 適量

作り方

１、タレを合わせる(バランス感覚がイノチ)

さて、また想像力を働かせてゆきますよ。
塩麹は美味いけれども入りすぎると塩辛い。レモンはえいやっ！と入れすぎると支配力がすごくて味がレモンに持ってかれちゃう。ニンニクは好き嫌いも分かれるし…。
まずは塩麹をベースに、レモン、ニンニクとだんだんデクレシェンドになっていくイメージです。

２、肉と合わせる、そして寝かせる
塩麹の気の利かせ方が半端ないので、肉に下味は不要です(ありがとう塩麹ッ！。仕込んだタレを肉に揉み込んでゆきます。
ここでのポイントは、漬け込むタレの量感。
肉がタレをまとうくらいの量感がおすすめ◎多すぎると劇しょっぱくなります。

３、5分〜10分くらい置く
え？嘘それだけと思いますでしょ？嘘じゃない、ビリーブしてください。

４、さぁて、何から炒めましょう！のお時間

ここでも想像。まずは用意した具材を眺め、完成した姿をイメージ。塩麹は焦げやすいよなとボンヤリ頭にいれつつ、どんな食感がいいのか？を考えましょう。
イメージできましたでしょうか？まずはフライパンに油をしきましょう。
私はまずネギからジュージューと。私は柔らか甘めにしたかったので、しっかりと火入れを！後に塩麹に漬けた肉とタレをドボン。
火を少し弱め火を通し、全体に火が通ったら一気に馴染ませグッジョブです。

５、お好みでブラックペッパーを振る

以上。

今日のツボ
・タレの味付けは想像からはじまる
・肉にタレがまぶさる！これがよい塩梅
・炒める前にまず想像
・塩麹は焦げやすいのでお気をつけあれ！

先日、小さん師匠の「時そば」を拝聴してたら、お腹が空いた。

小さん師匠の蕎麦をすする音はピカイチでしてね。

まるで目の前に、あっつあつのお出汁がうーんときいた蕎麦があるみたいに食べるんで。私は聞くたびよだれが出ちゃうんだ。

私もできやしないかとやってみたけど、てんで駄目。くそぅッ！

なんや、今のご時世この「啜る音」がモラハラになるそう。

ヌードルハラスメント。略して「ヌーハラ」と言うらしい。

なんでもハラハラつけやがって！こらっ！と思いつつ、ヌーハラって動物みたいで可愛いなと思いました。

お後がよろしいようで。

食べたいものをつくる人　高橋　拝。