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うつ病患者の転職結果待ち心境を綴る

最終面接の結果待ち

絶望的に転職活動が上手くいかない、世の中の不良債権yazuです。職務経歴書のTOPには「うつ病で休職」と書いてます。見てくれよ、この堂々とした佇まい。おかげでいくつ応募したってお祈りの山ですよ。

そんなダメな僕でも奇跡的に最終面接までこぎつけた会社があります。

二年前は連戦連勝の第二次世界大戦の初期である旧ドイツ軍みたいな状況だった僕も、今やノルマンディー上陸作戦でボロボロのメンタルヘルスです。

だからこの最終面接には自分史上でもまれにみる緊張で挑みました。

最終面接自体は100点とは言わずともまあまあ上手くいったかな~と思うぐらいでして、個人的な感触は悪くなかったです。

「結果は、来週の早い段階でご連絡差し上げます

と企業の担当者からは締めの言葉をいただき、そのままWeb面接は終了しました。その時は特に何も感じずクロージングしたわけですが。

いざ、現在その来週の早い段階になった時の落ち着きのなさったらないです。

いや、早い段階っていつのことなんだろう。月曜日が早い段階じゃないのか?今日は火曜日…早い段階と言えば早い段階だけど…と心がそわそわして気になって気になって仕方がないです。

この会社からは凄くうつ病のことについて聞かれました

かなりの時間を割いて自分の病状をお伝えしたので、その分納得をいただいたかなと勝手に思っております。今も通院していることや服薬していることも伝えているので、隠すことは何一つない状態でした。

なもんで、逆に喋りすぎたかな…なんて後悔する部分もあったりなかったり。まあ、これで落ちたらそれはそれで運命なんですが。



戦力外通告

毎年年末に放映されているプロ野球選手の戦力外通告をテーマにしているドキュメンタリーをご存じでしょうか。

球団から解雇を通告された野球選手が球界復帰のために奮起するというドラマみたいなノンフィクションでして、毎年僕はこれを他人事のように見ていました。

選手の多くはトライアウトと呼ばれるセレクション(合同面接会みたいなもの)に参加します。球団はそこで目についた選手に電話をかけて自球団に誘います。この連絡期限がトライアウトが行われてから一週間以内が通例らしいんです。

その時の選手の気持ちが今ようやく理解できました。

テレビの中ではずっとそわそわして手につかない選手。子供と遊んでいても目がややうつろで落ち着かないのを見て、僕は「ああ、こういうもんなんかな」といつも感じていました。

今まさに自分がこの気分です。全く手につかない。

たった一つの内定をもらうのにこんなに気分が落ち着かないのは自分らしくないなぁと驚いています。

基本的に僕は自分のことには無頓着でして、結果がどうであれ「まあ、これが運命なんだろうなぁ」と割り切れる人間でした。ほぼ全滅だった現役時代の大学受験も、何にもやらなかった新卒時の就職活動でも、それはそれでと受け入れてました。

今回は心のどこかで「後がない」という気持ちがあるのかもしれません。朝からそわそわして落ち着かず、18時ぐらいをこえて今日は結果が返ってこないと分かると心のどこかでホッとするみたいな時間を過ごしてます。

きっと戦力外通告を受けたプロ野球選手も同じ気持ち…いや、もっとキツいメンタルの攻防を繰り広げているかもしれません。さっきから何度メールを見ているか分からないです。


運命のメール

もう今日だけで何回gmailを眺めてるか分からないです。いつもなら一日を勉強したり本を読んだりして時間をつぶします。ここ二、三日は何をやっても落ち着きません。だからnoteを書いてます(笑)

僕が恐れているのは当然お祈りメールです。

僕は既に転職活動の落選プロフェッショナルです。お祈りメールは凄い勢いでもらってます。エージェントからのメールで「【選考結果のご連絡】〇〇株式会社」というタイトルが来たら100%落ちたお祈りメールです。

今さっきも同名のメールが来ました。

一瞬、最終選考を受けてた会社からのメールかと見間違えて、心臓がガッと熱くなりました。応募して1か月ぐらい放置されてた会社です。いやもう覚えてねえし。絶対いかねーよそんな会社、こっちから願い下げだよとゴミ箱にブッこんでやりましたよ。

僕の身体は1つなので、当然就職先も1社だけです。それでも本音では複数社受かってほしいです。条件比較とかしたいですし。本当はね…。

連戦連勝時の僕はたった8社しか受けなかったのに5社受かり、ほぼ全ての会社で「是非うちに来てほしい」という熱いメッセージを受けました。加えて激熱な年収を提示されました。

それが今はどうだ。

もはや年収やら福利厚生で会社を選ぶなんてことはできません。敗戦国よろしく靴の裏をなめてでも御社に入れさせてくださいお願いしますぅ~(涙)と地べたを這いずり回っております。

うつ病は望んで病気にかかったわけじゃないんだけど、世の中はそういったキズモノを差別というか区別しちゃう世界だよなぁと悲しく思うわけです。理解はするけど、納得はできない。そんな状況です。


僕はサラリーマンが合ってるのだろうか

病気でなくとも転職活動時に多くの人が思う事ですよね。僕も思いますよ、満員電車に乗せられて通うサラリーマンって本当に僕にとってあってるのかって。

でも、逆にフリーランスみたいな仕事が僕に合ってると思えないんですよね…。自分の特技一本を武器にして、自ら営業し、仕事を勝ち取るなんてやり方は、どっちかというと安定を求める僕のライフスタイルとは異なるものです。

だいたい自分の特技ってそんなに誇れるものがあるわけでもないです。特技がない人間が自分を売り込むことなんてできるだろうか、いや出来ない(反語)

昔から人との付き合いが苦手なので、人となるべく接しないような仕事をしたいなぁと考えていた僕。踏み入れたITは逆に人とのコミュニケーションが重要なのが分かって、あーこりゃ面倒くせえーと感じる日々。人と接しない仕事って結局何だったんだろうと感じます。

まあ、なんでもいいや。どうせ答えなんて出ません。

何にせよ、さっさといただきたいです、結果のメールを。


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