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「任せる」が学べる本

誰でも多かれ少なかれ
何かしらの組織に所属しているなかで
「任せる」「任される」というシーンを
目にすることは多くあると思います。

そんな「任せる」について
苦手意識をもっている人もいるかもしれません。
特に優秀な方ほど
「自分でやったほうが早いし、成果物もいい」
という思いから任せることができない、
なんてことも…

ただ組織において「任せる」ことは、
リーダーシップやチームワークにおいて
重要な要素です。
そんな「任せる」技術について
多くの学びがあった本から
引用とそれを行動に落とし込んで
整理してみました。

▼参考書籍はこちら
『WHO NOT HOW (フーノットハウ)
 「どうやるか」ではなく「誰とやるか」』
ダン・サリヴァン, ベンジャミン・ハーディ(著)


「WHO」は結果を生み、「HOW」は問題を生じさせる

「どうやるかではなく、誰とやるか」は実にシンプルな問いだ。 ビジョンを明確に設定し、「誰か」を見つけ、彼らに結果を出してもらうだけ。 本物のリーダーシップとは、実はこういうことなのだ。
つまり、関係する全員(「誰か」)に対して、ビジョン(「何を(What)」)を明確に示し、その背景と重要性(「なぜ(Why)」)をつけ加える。「何を」と「なぜ」がはっきりと定まれば、指名された「誰か」は、「どうやるか」に着手するために必要なものすべてを手に入れたことになる。この時点でリーダーがしなければならないのは、プロセスの最後まで、その「誰か」を支え、励ますことだけだ。

【行動①】チームにおけるビジョンの明確化とその背景を示したうえで役割を依頼する

メンバーに依頼するだけじゃなく、
まずはビジョンと背景を示しておく必要がある。
それができていれば
(「何を」と「なぜ」がはっきりと定まれば)、
依頼したことについて、
「どうやるか」まで細かく指示する必要がなく、
行動してくれる。
ここまでしていれば、
あとは困ってることがないかなどの
サポートするのがリーダーとしての役割。
マネジメントの理想的な形。

委譲は搾取ではない

つまるところ、「どうやるかではなく、誰とやるか」とは、自分は自分ができることに集中し、他に「誰か」を探して、彼らにできることは彼らにやってもらおうという教えだ。

【行動②】自分ができることに集中して、自分以外でできるものは任せる

できることに集中することで、
効率よくできる。苦手なことできないことは任せる。
仕事だけじゃなく家庭内でも同じだと思ったので、
子どもたちに家事を提案。
タオルをたたむ、お皿を洗う、お風呂を洗う…
子どもたちでもできることはやってもらう、
これもある種の委譲。

あなたの「誰か」に、あなたのコミットメントと自信を示す

本来、リーダーは、物事を徹底して明確に示し、部下を深く信頼して自律性を認め、結果にコミットするがプロセスには柔軟であるべきだ。それをせずに、メンバーのプロセスをしつこいほどマイクロマネジメントするリーダーが、あまりにも多い。
リーダーの役割は、「何(What)」を─具体的には、望ましい結果や目標を─決め、必要に応じて、それをさらに明確にし、フィードバックを行い、方向性を示すことだ。
仕事のやり方を説明するのは、リーダーの役割ではない。仕事をやり遂げるのにどうすれば一番いいのかは、メンバーが決めることだ。彼らに必要なのは、「完了」したときの具体的なイメージが明確に示されることだけだ。

【行動③】仕事のやり方には口出しせず、望ましい結果を共有する

マイクロマネジメントはやられる方は疲弊する。
あれこれとやり方まで指定されると嫌になる。
そうではなくメンバーの自律性の尊重が大事。
今の職場のチームは自律的に動くからやり方は任せてうまくいく。
ただ自律性がないチームだとそこの尊重って難しいかも…
いずれにしても望ましい結果や目標を明確に示し、
具体的なイメージをもってもらうことが大事。

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