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頭のいい人の特徴「相手目線と情報整理」

『頭のいい人が話す前に考えていること』を読んで気になった部分と、そこに対してどんな行動につなげるかをまとめました!


「理解している」は 「整理されている」と同義

いったいなぜ、彼らは「結論」を述べることができないのでしょうか。 それは彼らが「重要な情報」と「その他の雑多な情報」をきちんと分けることができていないからです。
分けることができずに頭の中でごちゃごちゃになっているので、つまり整理できていないので、たとえ「結論から言うと……」と言っても結論から言えない羽目になってしまいます。
(中略)
つまり、「結論から言え」というのは、本質的には、自分がしたい話ではなく、相手が聞きたい話を最初にしろということ なのです。 結論から話せない人の特徴に、言い訳を最初にしてしまう人や、過程から順に説明してしまう人がいます。それは、〝自分がしたい話〟なのです。 自分の話はあとで。まずは、相手の聞きたい話を意識してみてください。

理解するよりも整理を意識する。それも相手目線でなにが必要かを整理することでより伝わりやすくなる。伝えるときも自分ではなく相手を主語にする。
ついつい自分がしたい話をしてしまいがちで、そうすることで自分は満足かもしれないけど結局伝わらければ意味がない。
情報を相手に合わせて整理しておくを会社で考えてみると、現場の意見をマネージャーに話すときはマネージャー視点も想定しながら伝える。逆に、マネージャーの話をメンバーするときは現場目線を入れるなど情報の出し方を変える。

頭のいい人は、論破しない

仮に論破できたとしても、信頼されるどころか恨まれかねませんし、倫理的に説得できたからといって人が動くわけではありません。
(中略)
コンサルタントとしても、このように叩き込まれました。
人と闘うな、課題と闘え。

論破は百害あって一利なし。営業の仕事をしていると、ついつい相手の言ったことを否定して正しいことを伝えようとしがちだけど、その情報が自社製品に関わるものでない些細なことなら、論破しようとせず、傾聴していた方が関係構築がうまくいくことが多い。些末な部分を気にして、相手の意見を否定してしまい得意先を怒らせるような同僚もいた。
「人と闘うな、課題と戦え」って大事。ここの切り分けを大事にしたい。たとえなにか意見が批判されたとしても自分が否定されたと思わない。

自分の意見を持つ方法

意見を事実のように話す人がいる一方で、〝一般論ばかりで自分の意見がない人〟もいます。 人の話を聞いて、〝あの人自分の意見がないよね〟と思ったことがある人もいるでしょうし、自分の意見を言うのが苦手だと感じている人もいるでしょう。
(中略)
意見もあくまでも個人的な考え、つまり主観です。ただし、感想ではありません。 意見というのは、主観的な事実に根拠をつけ加えることで、他の人にも納得できる形になったものです。
(中略)
・事実を求められているときに、意見を述べない
・意見を事実のように言わない
を意識しながら、ぜひ、感想を意見に昇華させることを意識してみてください。

「自分の意見がない」とならないために…「主観的な事実+根拠」で情報を整理する。
事実を求められてるときに意見を述べない…とても大事と思えたのは、よくそういうケースに出会うから。
そして、そういう人は意見を事実っぽく話す。仕事では、そこを切り分けることを意識するのと、他のメンバーの話を聞くときにそこを整理することが大事。

「傾聴」の思考法‐アドバイスするな、整理せよ‐

「相手の話を整理する」とは、相手の話から余分な情報を捨てて、判断に必要な情報だけを残してあげる行為、と言い換えられるでしょう。

傾聴の際にアドバイスはしない。情報の整理を意識する。相談されるとついついアドバイスをしたくなるけど、相手はそれを求めておらず、話をすることで自分の気持ちを整理することができる。そこの手助けをするイメージで相づち、投げかけをすることで本当の傾聴につながる。




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