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第18回湘南国際マラソン感想

湘南国際マラソン

湘南国際マラソンは、神奈川県の大磯町にある大磯ロングビーチをスタートして、平塚、茅ヶ崎を通って江ノ島まで行って、また戻るフルマラソンの大会。フルマラソン以外にもファンラン10kmと2km、ラン&ウオーク1.4kmもある。以前は参加賞Tシャツのデザインがかっこよくて、他のマラソン大会でもここのTシャツを着て走っている人が多かった。
昨年からNorth Faceがスポンサーになって、マイボトル、マイカップを持って走り、ゴミをゼロにするというエコを全面に押し出した大会になった。私はここ数年は毎年エントリーしていたのだけれど、コロナで中止になったり、他の用事と重なったりして参加できるのは初めて。

会場までのアクセス

大磯ロングビーチは以前に大磯クリテリウムに参加した時は車で行ったけれども、マラソン大会は約2万人の参加者なので、当然車来場は不可。自宅から大磯は電車では時間がかかるのだが、新宿から直通バスを運行してくれるというのでこれを使うことにした。
朝6時新宿発なので始発で新宿へ向かう。新宿駅からはマラソン大会に参加する格好の人が沢山いたので、その人達に着いていく。バスは6時前に出発して、会場には7時前に到着。各地から大型バスが続々と到着して駐車場はなかなかの壮観。駐車場から会場に向かう途中で朝日がキレイに見えた。

会場

まだ気温は低くかなり肌寒い。ゴール付近は大磯クリテリウムの会場なので、そこがマラソンのゴールになっているのがちょっと不思議な感じがした。荷物置き場だが、大磯ロングビーチのプールの場所にテーブルが置いてあり(冬なのでプールには水は無い)、そこに各自がゼッケン番号の末尾の数字に従って預け荷物を置いていくシステム。天気が良かったから良いけれど屋外なので雨が降ったら大変そうだなと思った。テントの更衣室もあったが屋外で寒そうなのでどこか暖かそうな所は無いかとウロウロしていたら、プールから階段を上がった所に体育館のような控室があったので、スタート前まではここで待つことにする。8時すぎに準備を終えて集合場所の駐車場へ移動した。スタート地点はゼッケンに書かれているアルファベットの数字で待機場所が別れていて、そこからスタート地点まで移動する。横浜マラソンの時はスタート地点まで待機場所からかなり歩く必要があったが、この大会はこじんまりしているのでそれほど歩かずにスタート場所まで行けた。

服装

まだそれほど寒くないので今回は半袖Tシャツに短パン。手先が寒そうなのでグローブをした。マイボトルとマイカップを持つために、サロモンのハイドレーションベストを身に着けた。ハイドレーションのマイボトルには経口補水液を200ml x 2個用意した。

大会に向けた練習と体調

10月の月間走行距離は144km、11月は108kmとフルマラソンをゆっくり完走するには十分だけど、記録を狙うにはあまり練習できていない状態。今回は直前に2週間海外出張が入ったので、金曜日の夜中に時差7時間のアフリカから帰国して日曜に大会という、時差ボケ寝不足で走る事になってしまった。しかも出張していた国は治安がよろしくなかったので、2週間トレッドミルの練習だけ。走りきれるか不安だったが、将来海外での大会に時差ボケで望む時の練習と思って割り切る事にした。

補給戦略

普段は糖質オフ生活をしているが、金曜日が飛行機移動だったので機内食は普通食でご飯やパスタを食べた。今回は寝不足な上にエネルギー不足になってしまったら完走も覚束なくなるので、ケトジェニックダイエットにはこだわらずにエナジージェルやスポーツ羊羹を取りながら走る事にした。

レース

できれば4時間は切りたかったので、キロ5分〜5分半のペースで前半は走った。しばらくしてサブ3:45のペーサー集団に抜かれたけれども無理について行くことはしないで見送った。前半は右手に烏帽子岩が見えて風も無く、日差しも暖かかったので手袋を脱いで走る。道路の電光掲示板に強風注意報と出ているのが少し不安になる。
江ノ島の折返しの先でトイレ休憩。いつもフルマラソンではトイレに行かなくて大丈夫なのだけれども、時差ボケのせいか我慢できなくなり、ちょっと休憩。ここまでキロ5分台で走っていたのだけれども、トイレの時間ロスでペースが乱れる。この大会は他の大会よりもトイレが多いと感じた。
補給は予定どおり、羊羹やジェルを30分おきに接種した。給水所はマイカップに自分で注ぐスタイルなので多少時間がかかるが、大した時間差は無いと思う。
後半はスタート時にアナウンスされていたように、向かい風となる。道路は左側通行で防風林により近づくので帰りは日陰になり、風も吹いているのでかなり寒い。ここで再度手袋を装着。30キロ付近から、段々と足が痛くなってきてキロ6分台に落ちるが、足が痛いのは気の所為だと自分に言い聞かせて5分半ペースに戻す。ここらから歩いている人がチラホラ出てくる。また、このコースはほぼフラットなのだが、微妙な斜度の登りと下りが続いていて、段々と厳しくなってくる。特に相模川を渡る橋と西湘バイパスの入り口がきつかった。33キロ地点でサブ4:00目標のぺーサー集団に抜かれた。これに抜かれると4時間切りが厳しくなるので根性だけでついていく。ペースはキロ5分半で走っているようなので、なんとか折り返し地点まではついていく、ここからは残り2キロないので、サブフォーは間違いなさそうだったが、気を抜くと更に落ちそうだったので足が痛いが我慢して走る。ゴールを横目に見ながら通り過ぎてぐるっと廻るとゴールだが、最後に少し登りがある。この登りを終わるとあとはゴール。グロスタイムは4時間超えてしまったが、ネットでは30秒だけ4時間を切れた。

ゴール後

ゴールして、給水所でスポドリを飲み、荷物置き場に戻ったが、途中に登りの階段があった。階段の下で係員の人が、「良くストレッチしてから登ってください。」と言っているので、何かと思ったら階段の途中で足が攣って転ぶ人や動けなくなる人が続出していた。これはやばいかもと思いながらも何とか階段を登り、荷物置き場にたどり着いたが、そこで右足の指が攣ってしばらく動けなかった。
荷物を持って更衣テントまで行って、そこでようやく腰をおろして、足が攣らないようにゆっくりと着替えて家族に無事ゴールを連絡。
帰りのバスは朝バスを降りた駐車場から出ているという事で、案内図を良く見ずに坂を登ったが、コースを横切る場所が無い。周りを見ると、コースの反対側に行かないと駐車場に行けない事が分かった。しょうがないのでまたゴール付近まで戻り、そこから駐車場にいったが、途中でまた足が攣ったのできつかった。バスで大磯港まで行って、そこから15分ぐらい歩いて駅についたら、ちょうど湘南国際マラソン号という特別急行が出ていたので、そのチケットを買って帰宅した。

翌日

朝起きたら太ももがかなりの筋肉痛になっていた。ここまでの筋肉痛はトライアスロンでもならなかった。マラソンは体力が残っているので最後はかなり無理ができるので筋肉痛が出たのだと思った。

感想

コース全体はほぼフラットで富士山や海を見ながら走れるのはかなり気持ちが良い。他のマラソン大会と違って給水所付近にゴミが散乱していないのは良いが、エイドステーション付近は人数が多いだけに、落ちたお菓子や包装の袋が散乱していたのが給水所とのギャップが大きくてちょっと残念。直通バスが各地から運行しているのだが、帰りのバスが遅いのでアクセスが良くないのもマイナスかな。でも12月初旬の大会なのでさほど寒くなく、沿道の応援も沢山あって元気がでて良かった。ペーサーが多いのも良いと思うので予定があえば、来年も出てみようかな。
フルマラソンとロングのトライアスロンのどちらがきついかというとフルマラソンの方がきつい。これってトライアスリートあるあるかな。

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