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田舎の店舗が売上上位になるパン屋

 HIUゴルフコンペも兼ねて茨城県笠間市にある『小麦の奴隷 笠間店』へ行ってきた。この笠間店、実は店舗オーナーも店長も店舗のオブジェなどを手がけた造形デザイナーもHIUメンバーという布陣なのである。
 そしてオープンから三ヶ月。開店景気かと思いきや、むしろ売り上げを右肩上がりで増やしているという想定外店舗なのである。

 その理由も知りたくて、現地へ行ってみた。
 実はオーナーは地元の政治家一族で、ガソリンスタンドなどを経営している。地元に大きなコネクションがあるのだ。店長は自らを「姫」と名乗る、ちょっと変な、いやかなり変なやつなのだが、この地元のコネクションが大きくて田舎でも受け入れられているのだという。
 しかも、この店舗がある場所は、これまでに何度も撤退が続いていたいわく付きの物件だったにもかかわらずだ。今回もゴルフコンペの表彰式のため早めに店じまいしたというのに、駐車場が空いていているとお客さんがひっきりなしに入ってくるのである。

 たしかに名物ザクザクカレーパンが宇宙から落ちてくるというモチーフのオブジェは夜間ライトアップされていて目立つのだろうし、店内は広々していて名物感はあるのだけど、やはり近くにコンビニがなかったりするなど多少なりとも目新しさを感じられる場所なのであろう。

 小麦の奴隷では各店舗のオリジナルメニューを作ることを奨励している。今回もカレーパンの具のカレーが足りないという要望に応えるために、揚げた後注射器でアツアツのカレールーを追加するバージョンの名物ザクザクカレーパンの試食をした。
 夏の暑い時期はカキ氷マシンも入れたりする努力なども大事なのだろう。

 苦労しているのは人材集め。タイミーは田舎すぎて他の業態が活用できてないらしく若者を取るのに重宝しているらしいが、田舎の人材はあまりに忙しすぎると対応できないらしく辞めていく人が多いのは大変そうだ。
 とはいえほかの冷凍生地を使っている『リトルマーメード』や『ヴィドフランス』などのパン業界では有名になっているらしく転職希望者もチラホラ。

 地方を活性化したいと考えていて人材さえ確保できるコネクションがある人はチャレンジした方がいいと思った。確実に田舎が売上上位にある。ライバルも少ない。詳しくは下記から。

▼小麦の奴隷FC
https://www.komuginodorei-fc.com/


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