『THE LISTENING SOCIETY』の良さ


この本、骨太なのでまだ半分くらいしか読めてないのだが、それでもなんか書いとこうと思う。とりあえず探した限り日本語でこれに触れたWebページはなかったので、その意味でも足跡つけとくといいかなと思って。

著者はHanzi Freinachtという人で、多分

のページに情報がある。このシリーズは3作あるらしくて、一冊目がこの『THE LISTENING SOCIETY』、2作目が『NORDIC IDEOLOGY』、そして三冊目は今書いているらしい。

まずこの本は何を書いているかというと、俺がよくTwitterで使うフレーズ「300年後の世界みてーわ」ということに関連するんだけど、未来の世界のあり方はどういうのが良さそうか、みたいなことについてちゃんと考えている本。

これ系の本っていうのは他にも読んだんだが、例えばZachary stein 

著の『Education in a Time Between Worlds』など。ていうか、経緯としてはStein氏の本を最初に買ってすげー気に入ってたところを、Amazonで新たにレコメンドされたのがこの『THE LISTENING SOCIETY』なのよね、アマゾンやるやんけ。

なんていうか、自分が普段から、学校とか、社会とか、なんかおかしい部分多くね?みたいなことを思う場面が多いんだが、こういう本の中身もそこらへんがモチベーションになっていて、今まさに情報社会とかなんとかで揺れ動く社会の中で、昔の社会の古臭い構造が蔓延ってないか?とか、もし今後世の中をより良くしていきたかったらあるべき姿っていうのはどういう形なの?みたいなのを真面目に語っとる。

だから、個人的な楽しみ方として、読んでる中で共感できる部分がめっちゃ多くて楽しいというとこがある。最近の好みのタイプね。

で、こういうところって、みんな気付いていないのか、気付きながらも生きているのか知らないけど、日常でかなり共感を得辛い話題の一つなのね。ネット上ですらほとんど見かけないと言ってもいい。だから、こういう本を見つけると、同志を見つけた感じになってとってもうれしくなる。

内容にほぼ触れずに自分の嬉しさだけ語っとるけど、まあ内容自体は正直、自分にとっては驚き!みたいな部分はあんまなくて、共感的な側面が多いから改めてまとめ直すみたいな気力はあまりない。是非読んでくだされ。

一言で内容を言ってみれば、メタ認知ちゃんとして、言葉を丁寧に使って様々なトピックについて議論しまくり、っていう感じ。よく見かける雑魚いWebサイトとか雑魚い本とかと違って、安心して読める感じのやつ。

例えばだけど、俺はTwitterとかで学校の試験とか、就活の入社試験とか、いわゆる測定のあり方とかに愚痴ってたりとか、何かを身につけるという点でなんで脳の仕組みとか心理学的なことをまなばねーのか、みたいなことをよく愚痴ってるんだが、そういうことをこの著者も認識してて、変じゃね?みたいなことズバズバ言いまくってんのよ。そもそもみんな(誰)認知の仕方変じゃね?なんかおかしくね?と思ってたりすることも、丁寧に説明というか議論しとる。爽快すぎ。

でなんかこの人たちっていわゆる哲学を大学で専攻した系の人らしいから、哲学行けば良かったかとか少々思い始めたわ。

あ〜〜〜〜、みんなおすすめなのでこの二人の本を読むように。ほんまに読んでほしい。残念ながら日本語訳が出てないようなので、そのうち俺が訳すかほんま

- Dr. Zachary Stein
- Hanzi Freinacht

日本語に訳されたらみんな読むよな。

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