見出し画像

90年代の音楽を知らないアナタへ その55 JUMPIN' JUMPIN'(99)/DESTINY'S CHILD ビヨンセのボーカルテクが堪能できる名曲

この曲は変則的なメロディとビート、変幻自在なビヨンセのボーカルを堪能するためにあるような曲。とにかく楽しい。

デスチャ名義の2枚目「THE WRITINGS ON THE WALL」からヒットしたシングルで、当時にしてはかなり攻めたアレンジが新鮮だった。いよいよ2000年を目前に、新しい音楽の誕生を目の当たりにしているようで音楽心が疼きに疼きまくっていたのを覚えている。

デスチャの早口歌唱はこのセカンドアルバムから目立つようになっており、特にリードボーカル・ビヨンセのボーカルテクと、どんな歌でも自分の色に染めてしまえるポテンシャルの高さが際立っていた。これを才能といわずしてなんといえようか。もう耳が追いつかないどころか、頭もついていかないほどにキレッキレ。「デスチャの音楽=ビヨンセ」という方程式が確率したのは、はやくもセカンドアルバムからだったと、すべてのリスナーが思っていたのではないだろうか。そのためか、この頃からグループメンバーの脱退・加入を繰り返すようになっていたのは、VSビヨンセという形でゴシップネタの常連にもなっていた。

セカンドアルバムでも特に目立っていたこの「JUMPIN' JUMPIN'」はクラブでバカ騒ぎしよう!という、ただそれだけの話しである。この歌は先述したラップのような高速早口歌唱と、サウンドの斬新さ。サビをイントロに持ってきたり、リズムが変わったり、テクニカルな要素が散りばめられていて最後まで飽きない魅力たっぷりなパーティソングだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?