「癒されたい」「開放感に浸りたい」「現実から逃れたい」リアルライフが辛ければ辛いほど高まっていく人々のエスケープ願望。

コロナ禍以降、職場と自宅の往復だけの日々を強いられ、ストレスを発散できないビジネスパーソンを筆頭に、ホテルという非日常空間への駆け込みが後を絶たないのは周知の事実。

実際、落ち込む経済を立て直そうと自治体もこのエスケープ需要に乗っかる形で「ただいま東京」や「GO TO EAT」など切り札を次々に放ち、わたしたちのビジーブレインと財布の紐をとことんまで緩めてくれている。

しかし現実逃避したいのはお金を出せる人だけではない！

むしろ、物価は上がるしサラリーは増えないしで、日々の生活を死守するのが精一杯な人こそ、心からのゆとりを欲しているのではないだろうか。

旅行支援があっても、お金の問題以外にそもそも旅行に行く時間がない人だって大勢いるのであることを考えると、やっぱり限定的な施策としか言いようがない。

そこでわたしから提案です。

自宅にいながら優雅なホテルライフを体感できる映画を観るのはいかがでしょうか。

映画は、世界中の文化とカンタンにアクセスでき、ホテルへ実際に宿泊せずとも体感した気分にさせてくれる五感刺激物であることは言うまでもないでしょう。

現実・ファンタジー関係なく、自宅のソファにいながら全身で心地よい体験　(内容次第ではスリリングな展開が待っているかもしれないが)  が「安価」にできるのだ。

移動もなし。宿泊手続きなし。レストランの予約もなし。すべて自宅のモニターが空いていればOK。

さあ、エスケープの準備ができたあなたが選ぶのどの作品！？