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戦略の大衆討議

おはようございます!
 
経営戦略は大衆討議に馴染まない
と言われてきました。
 
経営戦略は、
選択と集中とよく言われますが、
経営資源の傾斜配分・集中投下を
伴うからです。
その場合、組織内に
陰と陽をつくることになるからです。
組織内に潜む、
寝た子を起こすことにもなりかねません。
 
逆に、大勢が参加して戦略をつくると
メリハリがなくなり、皆が納得するけれども、
何の特徴もなく
戦略としての意味がなくなります。
 
それゆえに、
戦略は少数で策定するのが良い
とされてきました。
また、それゆえに、
戦略を全体組織に
伝達・浸透させることには
色々な工夫を凝らしてきました。
 
一方、最近、上場企業は、
不特定株主に対して
経営情報をオープンにすることが
より求められるようになりました。
オープンにされる
経営戦略の良し悪しによって、
株価も影響を受けるようになりました。
それはそれで、大切なことだと思います。
 
ただ、それによって、
組織内部に軋轢を呼び込んで
しまわないのか気になります。
それによって、戦略は良いが、
実行力が伴わないこともありそうです。
組織内部に軋轢を呼ばないようならば、
それはそれで、
戦略の良し悪しが問われます。
 
加えて、
戦略という手の内をどこまで明かすのか?
競争相手に勘違いさせるのは
どこまで許されるのか?
という問題もあります。
 
それぞれにメリット・デメリットがあるので、
法律の範囲内で、
それぞれの組織が個別の事情に合わせて
バランスを取っていくことになります。
 
株式上場に関していえば、
上場させるもよし、上場廃止もよし
なのでしょう。
 
今日もよろしくお願いします。
 
安島

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