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トレーニングで目的意識を持つことの大切さ

「ながら」トレーニングは効果があるのか


皆さんは、トレーニングをしている時に何か意識していることありますか?

中にはテレビやスマホを見ながら筋トレをしたり、音楽を聞きながら走っている人もいると思います。
もちろん、精神的にリラックスしたり、気分をリフレッシュさせるといった心理的効果も期待できますし、気分転換にもなるので場合によってはいいかもしれません。

また仕事や育児・家事、プライベートなので忙しい人や時間短縮、ツラくてトレーニングが続かないといった人のため、何か他の活動を行いながらセットで行う「ながらトレーニング」ということも、よく耳にしますよね。
単純にダイエットなど体重を減らす「減量」が目的であれば、「ながら」トレーニングでも活動量が増えるため、減量の効果が期待できると思います。

しかしながら、機能的に筋力をアップして体を鍛えたい、筋肉をつけて引き締まった体を手に入れたいのであれば、効果は期待しづらくなります。

つまり、
筋トレやランニングなどのトレーニングにおいて、「身体的な運動機能やパフォーマンスの効果を最大限に発揮する」という意味では、適していないと個人的に思います。

私はなるべくトレーニングを行う際は、
ランニングであれ筋トレであれ、『目的意識』を
もって取り組む
ようにしています。

例えば、「よそ見をしながら50メートル走で自己記録が更新できるのか?」と言われると難しいと思います。
またどんな種目であれ、「ながら」であったり「だらだら」と取り組むだけでは、自分の持っている力を100%引き出せるか?といったら難しいでしょう。

意識してトレーニングに集中できていない状態になるからです。
下手をすると、注意がそれて怪我をする恐れもあります。

意識性の原則

トレーニングの原則の一つに『意識性の原則』というものがあります。

そのトレーニングを行うことで、
・どこが鍛えられるのか
・どんな能力が向上するのか
・どんな効果が得られるのか

このようなことを理解したうえで取り組んだほうが、効果が現れやすいことが科学的にも証明されています。

そのため、

なぜそのトレーニングを行うのか
何のために行うのか

をしっかり目的意識をもって、
メニューを組み立てたり、トレーニング実践することで、狙った効果を発揮しやすくなります。

筋肉を意識して動かす

そもそも意識という言葉は抽象的であるため、「意識しなさい」といわれても、どうやっていいのかわからという方もいます。

意識で大事なのは、筋肉を力を入れること。

筋肉に力が入り、筋肉が収縮して硬くなっていることがわかれば、意識できていることになります。

筋肉を意識して動かすために有効な方法があります。
○動かしている時に力を入れている筋肉を目で見て確認する(姿勢保持や四肢の動きや方向など)

○実際に筋肉に触れて確認する
(筋肉に力が入っているか)

○体感として使っている筋肉に張りが出てきた、
じわーっとその部位が熱くなってきた

これらの感覚は、
意識的に筋肉を使っている「サイン」になります!

これら五感を使いながら行うことで、
中枢神経である「脳」と「筋肉」を連動させることができます。
筋組織内の筋線維の運動単位の動員と発火頻度が増加し、筋肉がより大きくなろうとします。
その結果、トレーニング効果を最大限に発揮しやすくなります。

まとめ


○目的意識をもって、意識的にトレーニングを行う

⬇️
○筋トレの効果が上がる
(狙った筋肉の活動が増加(筋力アップ)、筋肉量の増加(筋肥大)
○集中力が増す(一つ一つの動作が丁寧になる)
⬇️
○適切なフォームや動作を維持、あるいは効率的に習得することが可能になる

○短期間でのトレーニング効果も期待できる

○トレーニング中・後の怪我の防止にも繋がなる

ということになります。

時には辛くも感じる筋トレですが、
正しくやらずに効果がでなかったら、しんどいだけで終わってしまいますよね。

せっかくやるなら、集中して、短期間で効果を上げていきたいですよね!

トレーニングの一つ一つを丁寧に意識して行い、
それを積み重ねることで、1ヶ月後、3ヶ月後の効果を最大化させることに繋がると思います。

また、
目的意識を持てば、自ずと集中力やモチベーションも上がっていきますので、無理なく続けやすいと思います。

トレーニングの考え方の参考にしてもらえると幸いです。

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