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トレイルの下りが苦手なのは、実は動体視力が原因??

はじめに

昨今のウイルスの影響で春先のレースが軒並み中止となってしまって残念ですが、これもある意味自然ですし、自然相手の競技だから仕方がないですね。また、外出自粛要請などもあり、様々な制限がかけられている状況ですが、こういう時は次へのステップアップの時間だと思って、資格の勉強をする、新しいスキルを身につける、気になっていた本を読む、オンラインセミナーなどで情報収集する、といった自己投資をして、自分を高めるチャンスだと思ってます。できないことばかりに目を向けないで、今何ができるか、何をすればプラスになるかを考えた方が前に進んでる感ありますしね!
ということで、自分はアウトプットの練習で久々に記事を書いてます(笑

トレイルの下りが苦手な原因とは?

さて、唐突ですが本題です。
トレイルで下りが苦手だという方、それなりの数がいると思います。

トレイル雑誌やHow to本などではトップランナーの方々が下りのテクニックを掲載してくれています。もちろん技術も大事ですし、それで下りが克服できる人もいるでしょう。ただ、そういう記事を読んで実践してみても、やはり「なんかやっぱ怖いし、苦手だな~」って方、いると思います。

また、女性の方が下りが怖いので苦手というのをよく耳にします。逆に男性で下りが苦手って人、あんまり聞かないような気がします。(自分の周りだけかな??)男性の方が下りを怖がらないからだと思いますが、じゃあ「下りを怖くないと思おう!」なーんて精神論をいうわけではありませんのでご安心を。

そもそも何で「怖い」と感じるのか。これは身体が「でこぼこした斜面を下る」という動きに対応できていないからです。当然ですね(笑)さらに深くつっこみましょう。何で身体が対応できていないか。実は「目がついていっていない」からです。要は「動体視力がよくない」のです。

動体視力が必要な理由

なぜ動体視力が悪いと下りが苦手になってしまうのか。
まず上りの方は優れた動体視力が必要になるほど早い動きは必要ありません。むしろそんなに早く動いたら疲れてしまって長い距離走れません(笑)
一方下りでは素早い動きが求められます。特に木の根や石でサーフェスがボコボコしているような箇所は瞬間的に状況を把握して、それに合わせて身体を動かす必要があります。瞬時にサーフェスを把握するには、動体視力が重要になってきます。パッ、パッ、と見てすぐに判断して、それに合わせて身体を動かさないとコケちゃいますからね。
一連の流れを細かく分解すると
「動体視力がよくない」
⇒「素早く状況把握ができない」
「次に身体をどう動かしていいのか分からない」
⇒「下りは怖い」
という図式が成り立つわけです。

まとめ

「トレイルの下りがどうしても苦手。色々本を読んでみたものの、ちょっとなあー。」という方は動体視力のトレーニングをしてみてください。Youtubeなどですぐに色んなトレーニングが見つかるいい時代ですし、家の中でもできるので、今の状況下ではちょうどいいのではないでしょうか。オススメのトレーニングは、パッと瞬時に見て、それに合わせて身体を動かすような「動体視力+コーディネーショントレーニング」のようなものが効果的だと思います。

ウイルスの影響が収まって、またレースが開催されるようになった暁には、下りも含めてトレイルを思いっきり楽しめるように、今のうちに動体視力をトレーニングして苦手を克服しておきましょう!

余談1

自分の中の仮説ですが、女性に比べて男性の方が子どもの頃に身体を動かして遊ぶことが多い、特にボール遊びをすることが多いのが男女差の要因かなと思ってます。もちろん女性でもそういう遊びが好きだった方はいると思うんですが、子どもの野球やサッカーのチームを見てみると、男の子の方が多い、女の子はいても数人という感じです。最近は女の子も増えてきたとは思いますが、一般的にはやはりまだまだ男の子の方が多い印象です。こういったところから、男性に比べて女性の方が動体視力を鍛える機会が少なかったのかなと推測してます。中学校から部活で球技をやるかたもおりますが、ちょうど神経系発達のゴールデンエイジが終わる頃なので、子どもの頃から活発に遊んできた子とは差が出てしまうのかなと思ってます。
逆に下りの動きと特異性の高いスキーをやっていた方は下りが得意だと思います。スピードに対して慣れており、特にコブ斜面好きとかは落差に対しても慣れていて、早い動き、軸がぶれない様に体幹を使う動きなど、まさにそれという感じです。トップランナーの方でもスキーをやっている方が多いですから。

余談2

レース後半にもなるとやはり下りが辛くなってくると思います。もちろん身体が疲れてきているからというのもありますが、脳が疲れているからというのもあると思ってます。長時間ずーっと周りを目で見て、見たものを脳で処理して、それに合わせて身体を動かす指令を出すという一連の動作を延々と繰り返し行っているので、そりゃまあ疲れて判断力も鈍ります。なので、もしロングレースで終盤疲れてきたら、5分でいいので目を閉じて休むとリフレッシュして、効果的じゃないかなと思ってます。今度自分の身体で実験してみます。


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