見出し画像

読書感想文㉕

 今回はキングコング西野亮廣さんの著書『革命のファンファーレ ~現代のお金と広告~』について感想文を書きます。

 西野さんが、クラウドファンディングで多くのお金を集めたことや本を出していることは知っていましたが、実際に本を読んだのは今回が初めてです。

 この感想文では、読んでいく中で印象に残ったことを3つ書きます。

印象に残ったこと1 お金を稼ぐな。信用を稼げ。「信用持ち」は現代の錬金術師だ。

 この本では「これからはお金より信用が重要なものになる」と書かれています。同じような内容が以前に読書感想文にも書いた本『お金2.0』にも書かれていました。

 信用を換金した典型であるクラウドファンディング(クラウドファンディングについても説明があります)で成功している西野さんの言葉には、実績が伴っているのでとても説得力があります。

 具体的に、信用を稼ぐとはどういうことなのか。

嘘をつかないことで、意志を明確に表明する。

 自分の意思を明確に表明するためには、意志を明確に表明できる環境を作ることが必要になります。感情は環境に支配されるからです。

 ここでの話とは少し逸れてしまいますが、環境は本当に大きな影響を持つと考えています。
 どれだけ向上する意志が強い人でも、レベルの低い環境では力を発揮することは困難です。逆にそれほど個人の意思が強くない人でも、レベルの高い環境に身を置くことで、周りに流されるという形ではあるものの力を発揮することがあります。
 ここでのレベルは、学力、スポーツ、意識などすべてに当てはまります。

 意志を強く持つことは難しいことです。ただ、環境に身を置くのは簡単です。どの環境に身を置けば成長できるのか、考えてみても良いかもしれません。

 アメリカの有名な起業家ジム・ローンさんも「あなたは最も多くの時間をともに過ごしている5人の平均である」と言っています。

印象に残ったこと2 努力量が足りていない努力は努力ではない。誤った努力もまた努力ではない。

 常識を疑い、実践し、修正点をあぶり出し、伸ばすべきポイントを徹底的に伸ばす。その繰り返しだ。その先にしか、未来はない。

 この章では、王貞治さんの言葉も引用されています。
 「努力は必ず報われる。報われない努力があるとするなら、それはまだ努力と呼ばない。」

 最近、部活動に取り組む中で上手くいかないことが多くあります。
 自分では頑張っていると思っていました、努力しているつもりになっていました。
 それでも結果が出ないのは、運や調子が悪いからではなく、力を向ける方向や頑張り方が間違っていると気付くことができました。
 この気付きを得られただけでもこの本を読んだ価値がありました。

印象に残ったこと3 踏み出す勇気は要らない。必要なのは「情報」だ。

 一歩踏み出すために必要なのは、ポジティブシンキングではなく、ロジカルシンキングだ。
 説明できてしまう事柄に「勇気」は必要ない。

 行動できていない人は情報収集を怠っていた人だったのです。

 行動した方が良いことは分かっているけど、何をしたらよいかわからない、こういう人は多いと思います。僕も少し前まではそうでした。

 最近心がけていることがあります。

楽しそうなことをしよう。

 普通だと思うかもしれませんが、僕はついつい「これは役に立つのか」を考えてしまっていました。
 現在の生活を楽しめていないと感じてその原因を考えてみたところ、役に立つか立たないか、そんなこと分かるはずがないし、考えることには何の価値もないということに気付きました。

 行きたいなら行き、食べたいなら食べ、眠いなら寝るようになりました。何気なく見ていたYouTubeで興味を持った自転車一人旅にも挑戦することを決めました。冬だと野宿が大変らしいので、来年の春にでも挑戦します。

 西野さんは本の中で「自己啓発本のようになってしまって気に食わないが~」と書いていましたが、実際に読んでみると啓発本のような感じでした。

 久しぶりの読書になりましたが、やっぱり読書は楽しいです。

 読んでいただきありがとうございました。

この記事が参加している募集

スキしてみて

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?