お金を貸す時の5つの注意点#43

私のクライアントさんは、結構頻繁に、パートナーや親や子供、そして友人等にお金を貸してしまいます。

そう簡単にお金は貸すべきではないのですが、当たり前のように安易に貸しているようです。
クライアントさんは安易とは思っていないようですが、私にはとっても安易に貸しているように見えます。

クライアントさんは共依存体質の方が多く、
「困っている人を助けなくちゃ」
「頼まれると断れない」
「断って関係を壊したくない」

という特徴をもっていて、
その特徴を見事に利用されています。

そして「いつまで経っても返ってこない」と嘆いている方も多いです。

そんなクライアントさんのお金の貸し方を聞いていて、「それは明らかに良くないでしょ」と感じることが多いので、注意点を書いてみようと思いました。
最低限の注意点です。


1.返済期限を決め、返済予定表を作らせて、進捗を確認すること

クライアントさんの多くの方が返済期限を決めていません(マジであり得ません)。
「銀行じゃあるまいし」なんて思っていませんか?

そもそも身近な人に安易にお金を借りようとする人たちですから、そんな人たちが返済期限のないお金を「すぐに返さなきゃ!」と思うはずがありません。

そして、返済予定表を出させましょう。
一括で返すのか、分割で返すのなら月いくらなのか、どうやって返済資金を捻出するのか等を考えさせて、できるなら表のようなものを作らせ、都度計画通りにいっているか進捗を確認してください。

2.必要な額以上の金額を貸さないこと

クライアントさんがやりがちなのが、必要な額以上の金額を貸してしまうということです。
端数を切り上げて貸したり、キリの良い金額に切り上げて貸す、ということをしてしまいがちです。

例えば、「72,000円貸してくれ」と言われたら、80,000円を貸したりします。
それならまだ良いですが、さらにキリの良い数字に切り上げて、100,000円を貸したりします。

なんだかもう数字しか見えていない感じなのですよね…。

3.お金の使い道(資金使途)を聞くこと

2と繋がる話でもあるのですが、クライアントさんは相手がお金を何に使うのかをざっくりとしか聞きません。
借りた側としても、ざっくりとしか聞かれないので、借りたい金額をざっくりと答えるようになります。

「100,000円くらい貸してくれ」というような具合です。
本当は80,000円で十分なのに、借りる側が勝手にキリの良い数字に切り上げるのです。

2の例と合わせると、
例えば、72,000円必要なのに、借りる側が勝手にキリの良い数字に切り上げて「80,000円貸してくれ」と言い、貸す側がさらにキリの良い数字に切り上げて「じゃあ100,000円貸すね」等としてしまう、ということが起きます。

これ笑いごとじゃないですからね…。

4.使い道(資金使途)通りに使ったかどうかを確認すること

さらにクライアントさんがやりがちなのは、使い道通りに使ったかどうかを確認しない、ということです。
3のところで書いたように、そもそも使い道をざっくりとしか聞かないのであれば、使い道通りに使ったかかどうかの確認もしようがないのですが…。

使い道を聞いたという前提での4ですが、レシートなり領収書なりを提出させてください。
「そこまでやるの?」なんて思ってないですか?

5.返し終わっていないのに、または返済実績がないのに、さらにお金を貸さないこと

返し終わっていない、または返済実績がない、というのはつまり「信用するに値しない」ということです。
そんな信用するに値しない人に、さらにお金を追加で貸すなんてバカげたことはやめてください。

どんどん調子に乗るだけですし、「お金を借りる」ということへの抵抗がなくなっていきます。


とりあえず以上です。
(借用書を作るだとか、返ってこないつもりで貸せ、とかそういったことは入れませんでした)

「(以上のように)ガチガチにルールを決めて、なんだか相手を信用していないみたいで、それで不快な思いをさせて関係を壊したくない」
というようなことを言う方がいますが、それで相手が不快な思いをするなら、その相手がおかしいですからね。

関係を壊したくないからこそ、ちゃんとした方が良いのですからね。

共依存体質の方は、こういったとっても大事なお金の話を曖昧にして、相手をダメにさせてしまうことが多いですので、くれぐれも以上のことを最低限注意しましょう。


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