引き起こしたい学びの姿をしっかりもって 第76回e-cala cafe

今日は、ワールドカフェ形式学習についてお話しをしました。
ワールドカフェ形式学習は、あくまでも目指す学びの姿を引き起こすための手立ての一つです。

では、目指す学びの姿とは、どんな姿でしょう。

人がもともと持っている「学びの力」が最大限な引き出されてある姿です。
人がもともと持っている学びの姿とは、
①他人と自分の違いを活かしながら他人と学ぶ力
②自分の考えていることを他人に説明してみて自分の考えを変えていく力
です。

この力を引き出すためには、

建設的相互作用を同時多発的に引き起こす必要があります。

この建設的相互作用を同時多発に引き起こす可能性が高い学習形態の一つがワールドカフェ形式学習なのです。

そして、ワールドカフェ形式学習をより質の高いものにするために、私は6つのことに力を入れました。
①聴き手の育成
②聴いてもらえるという喜びの実感
③学び方の共有
④よい聴き手のモデルの文脈での価値づけ
⑤誰とでも話せる 誰の話も聴ける関係づくり
⑥外化する機会をできるかぎり多く設定する

そして、外化する考えは、
思考途中のたどたどしい考えです。
ん…どうかなぁ?
という感じの心理状態
そういう心理状態時の考えを外化することによって、聴き手が入り込める余地を作るのです。

最初に述べましたが、ワールドカフェ形式学習はあくまで手段です。

どんな学びを引き起こしたいか
どんな力をみにつけたいか
何のためにするのか
これらを教師が明確にもつことが何よりも大切だと思っています。

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