見出し画像

詩:虚しき安息(坂本龍一”The Last Emperor (Theme)”から着想)

悠久の時が黄昏とともに崩れ落ちてゆく

絢爛そして豊潤な時間が崩れ落ちてゆく

腰の曲がった皇帝だった一人の男の

どうしようもない怒りと深い哀しみの震え

しかし

その震えは

もはや誰にも届かない

もはや誰にも響かない

ああ

虚しき安息!



坂本龍一(1952-2023)の曲”The Last Emperor (Theme)”からインスピレーションを受けて書いた詩です。

坂本龍一氏に敬意を込めて。


この記事が参加している募集

思い出の曲

今こんな気分

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?