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シチュエーション別!飲み会で使える #shyhack

飲み会、嫌いというわけではないんだけど、ちょっとめんどくさいなとか、あとで「これだったら家でnote書いてた方がよかったかな」とか思ってしまいがちなあなたに贈る、飲み会前に読んでほしいnoteです。

心構え編:まずは「楽しむ」をハックする

飲み会のために生きているような人たちと違って、あなたはきっと一人でも十分に楽しく過ごせる人です。読みたい本、描きたい絵、作りたいアプリ、…楽しい何かがお家であなたの帰りを待っています。

実は、そんなあなたにとって「楽しむ」はハードルの高い目標です。名作の楽しさ、創作の楽しさ、はちょっと酒が入ったくらいでは越えられません。飲み会もまあ楽しかったと言えば楽しかったけど…となりがちです。飲みはコスパが悪いなどと思ってしまったことはありませんか?

心の中で楽しさを比較してしまっている時点で「うぇーい!今日は楽しみましょう🍻」というノリの人とは違うということを自覚すべきです。

そんなあなたは今日の飲み会ではこれを達成しようという具体的な目標を立てて参加すると満足感を得やすいと思います。

・○○を食べる
・参加者の○○さんと連絡先を交換する
・自分の作品の動画をスマホで5人に見てもらう

ゲームのミッションのようになってしまいました。目標が具体的だと結果も具体的に評価できるので後腐れがないのがポイントです。ゲームと同じように目標は熟練度に合わせて設定してみましょう。消極的な人はすごく簡単なところから始めた方がいいでしょうし、飲み会がマンネリ化してきた人は新鮮な気分を味わうために難しい目標を立ててみるのもいいでしょう。

心構えを抑えたところで、続いてシチュエーション別に見ていきます。

1~2テーブルくらいの飲み会編

参加人数がほどほどで着席の飲み会はぼっちになってしまうことは基本的にないので最悪聞き手に専念すれば死にはしません。しかし、愚痴や表面的な恋バナに終始してただただつまらないというリスクは大いにあります。

そんなとき私が使うのは「なにオタクですか?」という質問です。

そんな質問をするとだいたいの人は「オタクじゃないです」だとか「いやいや私には別にオタクと言えるほどのあれはないです」といった反応になります。そこで、オタクというほどでもないちょっとしたこだわりの話を返してください。「私はコンビニの中華まんオタクです」とかそんな塩梅でしょうか。アドリブが効かない人は事前に準備しておきましょう

そうすると、みんなが順番にこだわりを披露する流れになるので参加者の趣味や性格を少しずつ発見しつつ、雑学を仕入れることもできます。ある程度盛り上がってきたら本気を出してヘビーな趣味を発射してみるのもアリ。

ここで仕入れたおもしろい話は次の飲み会で使えます。「私、いつも『なにオタクですか?』って飲み会で聞くんですけど、ボーダーシャツオタクとか叶姉妹オタクとかすごいのがいろいろ発掘されておもしろいんですよー」という感じですね。上級編としては、相性のよさそうなオタクどうしを引き合わせるという展開も考えられるところです。

立食パーティ(知り合いがいない)

知り合いがいない立食パーティではまず、ぼっちになっても死なないようにセーフティネットを準備しておくことが大切です。私がおすすめするのはカメラです。すごくいいカメラを首からぶら下げておくと最悪ぼっちになってしまっても撮影係に見えるので助かります。ぼっちバリヤー。

さて、ぼっち死リスクの対策ができたら次は誰かと話すことに挑戦してみましょう。一番難しいのは話しかけることなので、向こうから話しかけてもらう作戦を準備していきます。

私が使うのはTシャツです。Tシャツを買うときは「立食パーティで話しかけてもらえそうか」「そのTシャツで話しかけられたとして話せる話題か」を基準に選びましょう。ちなみに私の得意Tシャツがこちら:

このTシャツ、まったくイケメンでもなんでもない私がコンビニの店員に話しかけられたことがあるくらいの絶大な威力を誇ります。みなさんも自分の得意Tシャツを手に入れましょう。オリジナルデザインのTシャツを簡単に販売できるサイト(例:Tシャツ トリニティ)もたくさんあるので作ってみるのも手ですね。

立食パーティ(知り合いが一人でもいる)編

立食パーティでも知り合いがいるとその人とずっと話し込んで帰ってきてしまいがちですね。安心感があります。でも、一人の人とずっと話していていられるほどパーティの時間は短くないんですよね。

私の場合、その知り合いに「誰かおもしろそうな人を紹介してください」と言ってみます。世の中だいたいいい人なので誰か紹介してくれます。

でも、一人の人とずっと話していていられるほどパーティの時間は短くないんですよね(ここ大事)。なので、まだ余力があるときは紹介してもらった人にもさらに「誰かおもしろそうな人を紹介してください」とお願いしてしまいます。図々しい。めっちゃ積極的。いや、でもね。最終手段のぼっちバリヤーはね、なるべく温存したいじゃないですか。そのためになら人は図々しくもなれてしまうんですね。(本当か?)

私の中でこの作戦は「勇者メソッド」と呼ばれています。ルイーダの酒場。

行きたくない編

そもそも行きたくない場合。二次会に行かないで一次会で抜けたい場合。実はこれが一番難しい。なんと言って断るのか難しいというのはよく言われることですが、実は「なんか行ったら行ったで楽しそうな気もしてしまう自分」を抑えるのが一番厄介のではないかと私は思っています。

「えー、帰っちゃうんですかー、行きましょうよー」などと引き留められると、自己評価が低いものだから珍しく必要とされたと喜んで帰りそびれてしまう、でもいざ参加するとその相手はこっちのことなど露ほども気にしていない。ありますよね。

私の場合は「妻がワンオペ育児状態なので帰ります」でオールOKなのでこの悩みはかなりなくなったのですけど、そうじゃなかったらたとえば「じゃあ二人で抜け出しましょうか」と言ってみたりするかもしれません。これ、語ると悲しいので語りませんが、まあとにかく帰れると思います。

消極性研究会と消極性デザイン宣言

このnoteでも取り上げたような、消極的な人でも生きていきやすいようにする工夫やデザイン「消極性デザイン」「シャイハック」を提唱し、研究する「消極性研究会」の活動をしております。

ここまで楽しく読んでいただいた皆様(ありがとうございます!)には、情報技術を駆使した消極性デザインの事例をふんだんに盛り込んだこの本が大変おすすめです。


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