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『ファートンいきもの記』【33】

今日の「いきもの」は≪スキンダイバー≫である。
奴は常夏のシンガポールで暮している。自らの生計を立てるというのが主目的であるが、常夏なので日中の暑さをしのぐというもう一つの目的のために、奴はいつもスキンダイビング(素潜り)で魚を捕まえている。奴の漁場はマリーナベイ付近である。奴と遭遇したのはエスプラネードの辺りで、仲間とともに素潜り漁に励んでいた。

奴の「とくしゅ(特殊能力)」は「ワイルド漁師メシ」である。
奴は素潜り技術もさることながら、漁の途中で仲間にふるまう料理の腕も抜群である。漁の途中のため、加熱する道具などもなく、基本的には「レア(生)」である。しかも奴は素潜り漁で、船などもなく、しっかりとした包丁など、調理器具を置いておく場所もない。そのため、奴は携帯している小型ナイフ(歯?)を使ってワイルドに魚をさばくのである。しかし料理する者の特権だろうか、奴は魚をさばきながら、一番鮮度の高い状態の美味しい部分は、ちゃっかり自分でつまみ食いをしているのである。

#カワウソ #シンガポール #EsplanadeTheatresontheBay #スキンダイビング #漁師メシ
#生物がすき
(以下で今日の「いきもの」をスライドにて紹介)
(奴の調理の様子も動画で紹介)

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