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完璧なお片付けなんて無理!大切なのは「心のざわざわ」を取り除く妥協点をみつけること。

告白します。

つっぱり棒博士として、いろんなメディアに出て自宅も何度か公開してきましたが、実はキレイに片づけることがあまり得意ではありません。

常に家中が完璧に片付いている、というイメージがあるかもしれませんが、そんなスーパーマンではないのです。

これが竹内家の日常。子どもがいたらこうなるよ、仕方ないよ…

特に自分のことは、家族に迷惑が掛からないので後回しになりがち。

自宅のワークスペースは散々で、机に書類がそのまま、どん!と置かれていたり、ドローアラインのトレーの上にいただいた名刺が山盛りになっていたり…自分で散らかしたとはいえ、心がざわざわして近寄りたくない場所になってしまっています。

溜まった名刺やカードたち。これでも減らした方なのですが…名刺いただいた方すみません…

洗濯物をきれいに畳んで仕舞うのも苦手。乾燥機から取り出した山盛りの洗濯物を前に、なぜすぐに着るのにわざわざ畳まなければならないの!と思ってしまう。

かといって、洗濯物が部屋の隅で山盛りになっているのは見ていてげんなりする。

だからこそ、自分が無理なく片づけられ、家事導線が楽になるように日々「暮らすがえ」を実践しています。整理収納に工夫を凝らしたり、今も空間の役割や物の配置を見直し続けているところです。

それでも、誰から見ても100点満点な家をキープし続けるのは難しい。

なので片づけは、私や家族の「心のざわざわ」が無くなる“妥協点”を探るようにしています。


例えば、どうしてもやりたくない、洗濯物を畳んで仕舞う作業。
乾いた洗濯物は、畳むのではなく、それぞれ決めた住所にぽいぽい放り込むことにしました。実は物の住所を決めることが整理収納の本質でもあります。

皺になると困る服だけはハンガーにかけて、それ以外の下着類や子供の服はそれぞれの箱にぽいぽいととりあえず放り込む。
ベットシーツは寝室のベット脇に置いたカゴの中にえいや!っと投げ入れて片付け終了。
夫の洗濯物も入れ物を決めてとりあえずぽいぽい入れる。そのあとクローゼットに運んで、好きなように畳んだり収納したりするのは夫にお任せです。

見る人によっては「雑然としている」と感じるかもしれません。実際、カゴにぽいぽいと放り込まれた衣類たちを見たお義母さんが「脱いだ服はここに入れたらいいの?」と洗濯前の衣類を入れる場所と勘違いしたこともあります。

それでも、決まった場所に散らからず収納されていて、仕組みを整えることで苦手な家事作業を最低限で済ませられるということが、私の「心のざわざわ」をおさめているのです。


ぽいぽい収納。右下の茶色いカゴは洗濯済みの衣類です。確かにお義母さんが間違えるのも無理はない。

一緒に暮らす家族の「心のざわざわ」を解決できるポイントも探っています。

例えば夫は、靴下がクローゼットの中でこんもり山積みになっていても気にならないタイプ。ただし、勝手に移動されたり捨てられたりして物の住所が分からなくなってしまうことがたまらなく嫌だと感じる人です。

なので、些細なものでも、収納場所を変えたり処分したりする時は事前に話し合うようにしています。

これは、最初からできていたわけではありません。

夫がそういう人だと知ったのは、結婚してから10年以上も経ってから。整理収納アドバイザーの井上さんに出産後に家族が増えるにあたっての収納についてアドバイスを受けた時でした。

それまでは「片づけると怒られる、この家が片付かないのは夫のせいだ!」とすら思っていました。逆に夫は「ある程度散らかっていても不快ではない。勝手に片づけられて、次使う時に見つからないのが毎回いらいらする!」と思っていたようで。

長年一緒に暮らしていて、決して仲が悪い訳ではないのに、まだ知らない価値観の違いがあったことに驚きました。


こんな風に、ちゃんと相手を理解することは簡単そうに見えてそうではなかったりするのですが、一緒に暮らす人の「心のざわざわ」を無くしていくことも、暮らしの上では大切だと考えています。


全てを完璧に頑張ることは難しい。
でも、「心のざわざわ」をおさめる解決策ならあるかもしれない。


誰が見ても美しいリビングをキープできなくても、娘が喜んでいたらそれでいい。

暮らしが快適になる家事の方法や、物の配置は今でも探求中です。

でも、これにも注意点があって。

物の配置をどうするか、あれやこれやと試しすぎると、そもそも配置した場所を忘れてしまうんですよね。「捨ててはいないはずだけれど、あれどこに置いたっけ…」とそのまま引越しの時まで見つからなかったものも…

・・・あれ、もしかして私だけでしょうか?

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