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【読書感想】誉田哲也『インデックス』

2017.11.09 読了。
誉田哲也『インデックス』

実写化もされた姫川玲子シリーズの最新刊。
短編集でした。ストロベリーナイトやシンメトリーみたいなグロい描写が好きなので、物足りなさはあったけど、姫川さんも色々あって今は辛抱の時なので仕方ありません。

姫川玲子シリーズって警察小説の中でも軽い読み口というか、人情味がないというか、そういうとこがとても好き。ダークサイドギリギリにいる姫川(ちょっと向こう側に落ちちゃったけど)が、割と真っ当な班員と捜査していくってのが面白い。インデックスの中の『闇の色』なんかは姫川の姫川たる所以が濃厚に感じられてとてもよかった。

菊田が姫川班に戻ってきたのは単純に嬉しかったな。姫川にとって菊田は既婚だろうが独身だろうが、信頼できる部下であることが変わっていなかった。心を許せる菊田が姫川の傍に居てくれることは頼もしい。誉田さんって躊躇なく菊田妻とか殺してしまいそうだなと常々思っているので、まあそこが誉田作品の魅力ではあるけれど、姫川と菊田の色恋を越えた関係性も見てみたいなあと思ったりしました。

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