マガジンのカバー画像

今週の、いちばん。2(2015年)

47
その1週間で、僕がいちばん心が動かされたことをふりかえる、週刊連載的読み物です(収録してるのは2015年分です)
運営しているクリエイター

2015年4月の記事一覧

「東京の自分」を、捨てる旅。/今週の、いちばん。52

「東京の自分」を、捨てる旅。/今週の、いちばん。52

さきほど、気仙沼から帰ってきた。
土曜の早朝に出発し、一泊二日の行程だったのだけど、れっきとした仕事である。
僕が今所属する会社、BOLBOPの事業の一つ、Heart Lighting Journey(被災地での合宿研修)のスタッフとして参加してきたのだ。

この事業はBOLBOP設立時からあったもので、じつは前職のときも、休みが合えばボランティアとして手伝ってきた。
個人的にも思い入れのあるサー

もっとみる
カラダが資本。それが基本。/今週の、いちばん。51

カラダが資本。それが基本。/今週の、いちばん。51

ほのぼのとした画像とは裏腹に、しんどい話から始めよう。
(*ちなみに画像は銀座の工事現場の壁面に描かれていたもの。オシャレ)
じつは先週末に風邪を引いて、依然すぐれない体調で日々を過ごしている。
今回の風邪はずいぶんヘビーで、打ち合わせに向かう地下鉄の中で、思わず倒れ込みそうになったくらいだ。

新しい会社に入って約二週間、自分では意識していなかったが、やはり結構なプレッシャーを感じていたのかもし

もっとみる
出版業界は楽しい、たぶん君が思っているよりも。/今週の、いちばん。50

出版業界は楽しい、たぶん君が思っているよりも。/今週の、いちばん。50

長年ビジネス書の編集者をやっていたので、セミナーやワークショップの類いには数多く参加してきた。
そこで得た、はなはだ個人的な学びに、「本当に大事な話は、講義のあとの飲み会で聞ける」というものがある。
もちろん、講義時間の中でも、重要な知識や経験則は伝えられている。
けれど、そこにお酒の力が加わり、ときには二次会三次会と夜が更けたタイミングで、「ここでしか聞けない大事な話」に出合ったことが何度もある

もっとみる
物はなくても、夢だけはある。/今週の、いちばん。49

物はなくても、夢だけはある。/今週の、いちばん。49

今週3月31日に日本実業出版社を退社し、株式会社BOLBOPに勤めることになった。設立3年目のどベンチャーだ。
だから、物はない、と言えばない。
電話は社内に一台しかないし、文房具などの備品も常備されているわけではない。そもそも、自分専用の机も棚もない。パソコンもみな自分のものを使っている(なお、僕はお古のパソコンをちょうど買い換えようと思っていて、まだ新調できていないので、いろいろご迷惑をかけて

もっとみる