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今週の、いちばん。2(2015年)

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その1週間で、僕がいちばん心が動かされたことをふりかえる、週刊連載的読み物です(収録してるのは2015年分です)
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2015年11月の記事一覧

「仕入れ」をしないと、生き残れない。/今週の、いちばん。82

「仕入れ」をしないと、生き残れない。/今週の、いちばん。82

以前、「ビジネス書業界で長く生き残る著者」と「そうでない著者」の違いを、打ち合わせで聞かれたことがある。
両者を分ける要因は1つには絞れないだろうし、そもそも、僕にその問いに答える資格があるとも思えない。
だけど、少し考えて、「それは<仕入れ>をし続けるか、しないかの差」じゃないかとお答えした。

キツイ言い方をするが、ビジネス書の著者の中には、「新刊を出しても、中身が前の本とさほど変わらない」人

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見る、聞く、でも言わない。/今週の、いちばん。81

見る、聞く、でも言わない。/今週の、いちばん。81

先週、数年ぶりに、渋谷のタワレコに行った。
昔、渋谷にある大学に通っていたので、当時は学校帰りにタワレコに寄って、よくHIP HOPのCDを探していたものだ。
久しぶりに店内に入ると、どうしても視聴したくなる。
じつは、欲しかった日本語ラップのアルバムがあったのだけど、お店でtha BOSSの「IN THE NAME OF HIPHOP」を聴いて、思わず即買いしてしまった(オフィシャルの音源をいく

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「部外者」だから、できること?/今週の、いちばん。80

「部外者」だから、できること?/今週の、いちばん。80

文章にとって、「鮮度」って、どれだけ大事なんだろう?
たとえば、魚なら、釣った直後が一番おいしかったりする(もちろん他の調理法もあるけれど)。
文章はどうだろう。何かを見聞きし、感じて、いざ書こうと思ったとき、それでも、いくらか寝かせたほうがよくなったりするんじゃないか。
けれど、今日は「とれたて」の文章を書いてみたい。
少なくとも自分にとって、これは、新鮮なうちに書き留めておきたいことだと思った

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会社は変われど、「らしさ」は残る。/今週の、いちばん。79

会社は変われど、「らしさ」は残る。/今週の、いちばん。79

いま、サンクチュアリ出版が調子いい。
と、社員の僕が言っても宣伝くさく聞こえるのだろうけど、決して大げさな表現ではないと思う。
先日、自分が担当した『自己啓発の名著から学ぶ 世界一カンタンな人生の変え方』、他の編集部員が担当した『オトナ女子の不調をなくす カラダにいいこと大全』『好奇心を“天職”に変える 空想教室』と、この秋の新刊の増刷が決まった。
下半期のスタートとしては、悪くないはずだ。

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