死にたいっすねから始まる生きたいと思えること

週末の深夜
一人で銭湯に向かった
深夜までやってる銭湯だ
仕事も終わり時間0時
あなたの着信はいつも通り無し

笑っちゃうような時間
駅前はいつも笑い合ってる
そんな喧騒を横目に信号を待っている
隣で僕から見ても小柄な女性が一言

死にたいっすね

そんな言葉に何か言えるわけでもなく

っすね

何かが始まったのに終わった気がして
いつもの毎日が始まる気がした

こうやって毎日を過ごしていたらよく分かることだらけで飽きてくる
やる気が起きずにどうしたらいいかも分からず
悪玉みたいに生きたかったのにかく言う自分は善人で
笑っちゃうくらいの死にたさだけで生きてるよ

っすね

そんな言葉に

飲みますか

笑っちゃうくらいの毎日がピリッとし始めた
こんなこと言うのは変だけど
こんなこと言うのは変だった
手持ちはポケットに替のパンツが一枚
後は泣けなしの600円
そんなこと言うのは変だけど
強がることも変だから
伝えてみるのは無料(タダ)だから

じゃあ行きましょうか

泣けなしに見えた600円
君には見えたか未来の永年
強引に我儘なくらいがきっと見えるよ美しい未来
さぁ行こうよ




笑顔を飲みに

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眠れない夜に

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