もっと食べたくなる「収納」
ドイツの首都ベルリンに移住して驚いたことはたくさんあるのですが、そのひとつが食材の持ち運び方。
買いものをするときに野菜ネットで食材を持ち運び、収納するようになりました。
見てよし、使ってよしの野菜ネット
食材を入れて持ち運ぶ野菜ネットは、スーパーの野菜売り場付近に売られています。
ベルリンに移住して間もない頃、友人のお宅にお邪魔した時に、じゃがいもや玉ねぎが入っている野菜ネットがキッチンの壁にかけられていました。
家に持ち帰ってそのまま食材を冷蔵庫に収納できるのはもちろん、壁に掛けてもかわいく、壁面インテリアにも。
なにより、食べたくなってくるのです。
これは真似したいなぁと思いました。
玉ねぎやじゃがいもなどの常備したい野菜類は、量を買うのでそのまま箱に入れっぱなしにしたり、量が多くて収納しきれないこともありますから。
ほとんどの野菜ネットはコットン(綿)で作られているので、通気性がよくカビが生えづらいです。
どれくらい食材が残っているのかひと目で把握できますし、取り出しやすいですよ。
ごちゃ混ぜになりがちな野菜室をネットごとに分別できるのもいいところ。
袋詰めする作業は、じつはとても大変だそう。
野菜や果物を買うときにビニール袋やプラスチックケースを使わずにすむということが、農家の方々が本来集中すべき「育てること」に、より情熱を注ぐことに繋がるかもしれないなと。
今まで取材をしてきてお伺いしたことがあるのですが、作った野菜や果物を袋詰めする作業は、じつはとても大変だそうです。
もし袋に食材を入れて出荷する手間がなくなれば、それにかけた労力や情熱を野菜や果物に割くことができるのではないでしょうか。
その結果として、おいしいものを食べることができたら万々歳!
不便は感じず、あとの食材整理が楽になる
僕の祖父母の世代では、籠や手提げ袋を持って商店街に食材を買いに行っていたそうです。
それはほんの40〜50年前のこと。
それらはエコバッグや野菜ネットというものに取り替わっただけで、かごやバッグを持参して食材を持ち帰るという行為は、少し時間を巻き戻すだけのことです。
野菜ネット生活になったからといって不便が生じるわけでもなく、むしろ壁面のスペースを収納兼インテリアとして活用できるようになりました。
小さな冷蔵庫かつコンパクトな空間で暮らしているだけに、とても助かっています。
今後も続けていきたい暮らし方です。
◎ドイツの首都ベルリンでの暮らしを映像で紹介しています。
◎毎日のことはInstagramのストーリーで更新しています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?