見出し画像

スリランカのアーユルヴェーダホテル「Tagiru.」に16日間滞在して得たもの #14

この記事は2023年8月6日〜21日にスリランカのアーユルヴェーダホテル「Tagiru.」に滞在した体験記です。(前回の続き)

前回はファイナルコンサルテーションとGalle(ゴール)の話でした。今回はTagiru.最終日についてお話します。


8/21 Day16

朝ヨガ

最終日の朝。Tagiru.に来てから毎朝ヨガ/太極拳をしていたのですが、帰国してから忘れてはいけないと思い、復習できるように動画を撮影しました。
字幕も音声もありませんがこちらに置いてあります。約15分ほど、立ったままできるものになっていますので、よろしければ参考にしてください。
(余裕ができたら説明を入れたいと思いつつ、全然できてない…)

食事

Tagiru.の朝食をあらためて見返すと色彩に溢れていて、見た目から楽しく美しく、心の栄養にもなっていると感じます。

Tagiru.最終日のランチは、これまでに出てきたメニューの中からお気に入りのものをリクエストできます。私はマンゴーのサラダ、魚や豆のカレー、デザートは青汁っぽいほろ苦いムースにしました。
見た目も可愛く、シェフが楽しんで作っているのが伝わってきます。
「アーユルヴェーダの理論に適った食事を提供する(当たり前品質)」+「見た目も楽しく美しい(魅力的品質)」という狩野モデルを体現しています。

トリートメント

  • Neck and Shoulder Massage(首と肩のマッサージ)

  • Abhyangaアビヤンガ(ボディマッサージ)

最終日は軽く仕上げるような感じかと思っていましたが、最後までしっかりと全身をマッサージしてもらいました。

卒業式

卒業式というのかわかりませんが、スリランカの民族衣装に着替えて仏様へのお祈りをします。この16日間を無事に過ごせたことに感謝し、帰国後も健康な日々を過ごせるようにお願いしました。神様仏様にお願いするというより、自分自身の心に誓うというのが正確かもしれません。

コロンボ→成田

Tagiru.からコロンボまで約2時間弱。車で送ってもらえてとても快適でしたが、久しぶりに都会へ戻ると心がざわざわしました。
コロンボ空港で念願のSPA CEYLONを買うことができました。バームやハンドクリームなど、とても良い香りです。帰国後も日常の中で気持ちをリフレッシュするのに使っています。

Tagiru.でのんびりした時間に慣れ過ぎたせいか、お土産を買うのに夢中になってしまい搭乗時刻ギリギリになって機内へ駆け込んだのは良い思い出です。

スリランカ航空の機内食。行きの便と同じくベジタリアンミールを選択しました。行きは普通に食べていた機内食でしたが、帰りでは味が濃く感じてしまい、完食できなくなっていました。オレンジジュースやアップルジュースも人工的な甘みが強く、また冷たいのがどうしても無理で全然飲めませんでした。
人間の味覚がわずか16日間でこんなにも変わるということに驚きです。

  • 野菜のカレー

  • ライス

  • パン

  • 豆のサラダ

  • フルーツ

  • パン

  • ヨーグルト

  • フルーツ

8/22 帰国

スリランカ航空の機内はエアコンが効きすぎて非常に寒かったです。Tagiru.ではエアコンを全く使わない生活をしていたのでより一層寒さを感じましたが、毛布を頭から被ってなんとか冷風の直撃を防ぎ、あまり眠れないまま成田に到着しました。

成田空港で食べた最初の日本食は鯛茶漬け。帰国直後は舌が過敏になっていたので、出汁の濃厚さに衝撃を受けました。(今ではたぶん普通の味だと感じるでしょう)

まとめ

スリランカのアーユルヴェーダホテル「Tagiru.」16日間滞在記はこれで完了です。ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。

結局、何を得たのか

この一連のnote記事に「滞在して得たもの」というタイトルをつけてしまいましたが、あらためて何を得たのかを考えてみます。

Tagiru.にいる間は「自分の内側の声に従う」「自分のやりたいことだけをやる。やりたくないことは無理しない」という個人的な目標を立てていました。これはある程度実践できていた気がします。
また、自由時間に参加したお絵描きワークショップを通じて、自分が感じていることのひとつひとつを丁寧に受け取ることの大切さに気付かされました。
反省点はそんなに思いつかないけど、あえて挙げるなら「楽しいイベントがあったり誰かに誘われたりすると深く考えずに参加してしまう」ということ。自分の気持ちに素直になるのはいいけど、予定を詰め込みすぎて疲れてしまう。これは以前からそうで、たぶん一生直らない自分の性格でしょう。刺激を必要以上に求めないよう、楽しいことも腹八分目を心がけたいです。

総評

Tagiru.で、アーユルヴェーダで生まれ変わる、ということはありませんでした。どちらかというと自分の本性が以前よりも出るようになったかもしれません。ただ、無意識に自分の本性を垂れ流すのではなく、今自分がどういう状態にあるのかを感じ取ることは少しできるようになったと思います。
その上で、自分自身とそれを取り巻く周囲の人たちとの調和をはかりながら人生を送っていきたいです。

ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました!
「長い命が続きますように」という意味を持つ(スタートレックのLive long and prosperと一緒ですね)スリランカの挨拶の言葉で締めたいと思います。

Ayubowan(アユボワン!)

この記事が参加している募集

一度は行きたいあの場所

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?