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アイスコーヒーは自宅でも簡単に出来たてが楽しめる

ホットコーヒーを飲むときは専門店で豆を買ってきてハンドドリップしてみたりするけど、アイスコーヒーとなると紙パックやペットボトルなど、液体の状態で販売されているものを買うという方が少なくありません。

美味しいコーヒーの基本は、煎りたて、挽きたて、淹れたて。遅くとも、焙煎したら3周間以内くらいで豆は使ってしまいたいし、粉にしたら3日以内に使いたい。抽出したら3時間以内には飲んでしまいたいところ。

しかし、コーヒーの美味しさを追求している専門店でもアイスコーヒーは抽出後の液体の状態で販売されていたりします。その理由は、アイスコーヒーは香りを感じにくいため、抽出後数日置いても比較的美味しいんですよね。ホットコーヒーの場合だと淹れてから数十分もすれば香りが抜けてしまい、温め直しても美味しくありません。

とはいえ、液体でパックされて1週間、1ヶ月と経ったコーヒーはどうしても酸化が進みブラックのままでは非常に飲みづらくなったりします。もしあなたがアイスコーヒーが苦手だと言うのであれば、あなたが知っているアイスコーヒーの味は、酸化したコーヒーの味である可能性が高いと思います。

ホットコーヒーと同様にアイスコーヒーも出来たてが一番美味しい。そして、実はそんなアイスコーヒーは誰でも簡単に淹れられます。特別な器具もいらない、自宅で出来る2つの方法を紹介します。

急冷アイスコーヒー

ホットコーヒーを淹れる要領でハンドドリップし、氷の上にドリップしてすぐに冷やしてしまう方法です。一番オーソドックスな方法で、キュッと引き締まったしっかりとした風味になります。必要な器具は、ドリッパーとサーバー、ペーパーフィルター。全部で2,000円あれば、プラスチック製のちゃんとしたものが揃えられます。

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氷の上に熱々のコーヒーが落ちるので、当然氷が溶けてコーヒーが薄くなります。なので抽出量はいつもの半分。例えばホットの場合15gの豆で150cc出しているのならば、15gで75ccを抽出して氷と混ぜ、冷やしつつ薄めます。

この方法の良いところは、出来たてのアイスコーヒーがすぐに飲めるところ。いつものホットコーヒーを淹れる感覚でアイスコーヒーが作れるので、比較的手軽です。また、1日2日程度であれば風味も落ちないので朝の内に淹れてマイボトルに入れて持ち歩いたり、たくさん作って冷蔵庫に保管しておき少しずつ飲むことも出来ます。

ただ、急冷アイスコーヒーは酸味が強く出やすいので、豆選びに注意が必要です。抽出の原理をしっかりと理解していれば、浅めの焙煎の豆でも酸味を抑えた抽出が可能なのですが、まずは深煎りの苦めの豆を使うのがオススメです。

水出しアイスコーヒー

水出しは、文字通り水でコーヒーを抽出する方法。専用器具を使ってポタポタと雫を落として抽出する方法もあるのですが、今回は家庭で出来る方法を紹介します。

ボトルを用意して、コーヒーの粉15gと常温の水を180〜200cc入れます。量を変える場合は、30gで360cc〜400cc、45gで540cc〜600ccと単純計算でOKです。すぐに冷蔵庫に入れてしまわずに、1時間程常温で放置し、その後冷蔵庫で8時間ほどおいておけば、抽出完了です!

冷蔵庫から出したボトルの中にはまだコーヒーの粉が残っているので粉を取り除かなくてはいけません。ホットコーヒーのドリップのときに使うペーパーフィルターに注ぎ、濾していきます。これで完成!あとは飲むだけです。

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水出し用コーヒーバッグを使ってみる

水出しアイスコーヒーの方法は、粉と水を入れて濾す、というだけなのですが、それでも普段の生活の中では少し煩わしさがあるんですよね。そんな時にオススメなのがコーヒーバッグです。

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上記画像は弊社の商品ですが、このコーヒーバッグ1つに15gの豆が入っているので、180cc〜200ccの水につけて必要な数をボトルに放り込み、時間が来たらコーヒーバッグを取り除けばOK。

1袋だとミニボトルにも入るので、夜の内にミニボトルに入れておいて、朝コーヒーバッグだけ取り除いてそのままカバンに入れて持っていけるのでオススメですよ。


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