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既成概念はチャンス

「既成概念にはチャンスがある」という言葉をとある四国の起業家からもらうことに。なぜ、そこにチャンスがあるのかを今回は簡単に解説してみたい。



 一つ目のポイントは、既成概念にはニーズが隠れているから。既成概念とは何だろうか。みんなにとって当たり前になったこと。それは言い換えると、何かしらの不平不満があったとしても、それが当たり前になってしまって、それを解決するために行動を起こしていない状態と言い換えられる。となれば、その既成概念を覆せるアイデアを生み出せれば、人々が諦めていたニーズにアプローチができる。

 例えば、ミカンを食べると手が黄色くなることが当たり前。こんな既成概念があって、もはやミカンを食べる人は誰も気にしていない。けれども全く手が黄色くならない画期的なミカンが品種改良によって出来上がったら?もしかすると、手が黄色くなることを嫌って避けていた柑橘系好きがミカンに回帰することだってあるかもしれない。



 二つ目のポイントは、既成概念に立ち向かうと味方がたくさん現れるから。既成概念とは、みんなにとって当たり前であり、多くの人にとっては解決を諦めた状態の物事と言える。そこを破壊するために動き出すのだからこそ、応援団が出来上がってくる。

 例えば、ミカンを長期保存するとカビしてしまうことが当たり前。こんな既成概念があって、もはやミカンを食べる人は諦め顔。けれども簡単にカビることがない画期的なミカンを生み出すことができたなら?ミカンをもっと長い間楽しみたいと願う人からミカンを取り扱う業者まで、喜んで協力してくれるだろう。



 三つ目のポイントは特に思いつかなかったので、今回はこの辺りで締めくくろうと思う。隠れたニーズにアプローチすることで、これまでのビジネスを超えた新しいアイデアが登場する可能性があり、またその歩みには数多の応援団が登場して追い風が吹く。だからこそ、既成概念にはチャンスがある。さぁ、打破していこう。

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