見出し画像

社外への連れ出し方法

「社内メンバーを社外に連れ出すには、頭の片隅に残させること、ハードルを下げること、お墨付きを得ること、この三つがあるんですよ」という台詞を名古屋で伺ったので、今回はそれをテーマに社外への連れ出しについて記載していきたいと思う。

 一つ目の、頭の片隅に残させるとは何かというと、社内の掲示板でひたすら情報発信することがポイントだという。

 例えば新しい商品を開発する社外イベントに将来的に社内メンバーを巻き込みたいのであれば、まず社内の情報共有用のポータルなどの「雑談」といった場所に、「こんな面白い商品が出たらしい」「こんな商品の考え方があるらしい」といった具合に、こまめに投げ続ける。

 そうすることで、○○さんと言えば新商品について理解している人。新商品って確かに大事だし、ちゃんと考えなくちゃなぁ、といった空気感が醸成されていく。

 二つ目のハードルを下げるとは何かというと、いきなり社外に連れ出すとみんな躊躇しちゃうので、社内で簡単な説明会や小さなイベントを開くことがポイントだという。

 例えば新しい商品を開発する社外イベントに無理に連れていくのではなく、社内で「新商品をひたすら考えてみるワーク!」を勝手に業務時間外で作ってしまったり、社内で「新商品の発想法を学ぶ」といった説明会を開いていく。

 そうすることで、こんなに簡単に新しいアイデアで生まれるんだ。新しい商品を考えるのって面白いし、未来あるかも。といった風にしてハードルが下がっていく。

 三つ目のハードルは何かというと、会社の上長など何かしら影響ある人から、そういった取り組みは推奨している、といった言質を取ることがポイントだという。

 例えば新しい商品を開発する社外イベントをいよいよ社内で告知する際、「○○長からも推薦しています!」と記載することで、虎の威を借り参加者を増やすことができる。それを実現するため上長に少し話を聞いてもらったり、上記のイベントに顔を出してもらい、応援してください!と依頼をかけていく。

 そうすることで、社外イベントの案内を出した時のお返事として「いやーちょっと業務との兼ね合いが…」「今はちょっと社内が忙しくて…」といった会社を盾にした反応があった時、○○さんも賛同されている取り組みですよ、とお墨付きを届けることで辞退の道を塞ぐことができる。

 いきなり社外のイベントに誘うと、中々にご一緒してくださる方は少ないもの。だからこそ理解を深め、ハードルを下げ、お墨付きを得て一緒に飛び出す仲間を増やしていこう。社内の仲間に火を付けたいと願う皆様の一助となりますように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?