「私たちに、失敗をさせてください！そうやってスポンサー候補の皆様にメッセージを伝えているんです」そんな言葉を先日に耳にして感銘を受けた。そして同時に、地域でお力添えくださる皆様に協賛をお願いする際のメッセージには様々なパターンがあると考えたので、そのうちのいくつかを書き記しておきたい。

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　一つ目の協賛依頼パターンは、「地域を一緒に元気に！」というもの。地域が盛り上がることで、その地域で活躍する企業の皆様も結果的に事業成長に繋がっていく。みんなで自分たちの環境をより良くしていこうというメッセージ。

　例えばスペインのトマト祭りのようにミカンを投げ合うお祭りを企画して協賛を集める際、「イベントを開催することで、ミカンを買って帰ってしまっていたお客様が地域に宿泊し、お金が落ち、それが地域の発展に繋がるんです！地域一体となって盛り上げましょう！」といった具合に。

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　二つ目の協賛依頼パターンは、「面白い人に出会いませんか？」というもの。その地域で新しいプロジェクトを立ち上げることで、その地域でくすぶっていた、もしくはこれから芽を出し始める素敵な方々との出会いを得ましょうとのメッセージ。

　例えばミカンを投げ合うお祭りをミカンの名産地の有田市で開催するとなると、市内で何か新しいことを始めたいと思っていた人もチームに加わるかもしれないし、同じくミカンの名産地の愛媛から遠路はるばる人がやってきてタッグを組み、それが将来的な事業成長のきっかけにもなるかもしれない。「未知の出会いを協賛を通じて獲得しましょう！」と口説いていく。

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　三つ目の協賛依頼パターンは、「私たちに経験をさせてください！」というもの。その地域でアイデアやプロジェクトを作ることで、その地域でリーダーシップ、アントレプレナーシップを持ち、次の時代を引っ張るメンバーを育てましょうとのメッセージ。

　例えばミカンを投げ合うお祭りを企画しなければ、そのプロジェクトに関わったメンバー全員はもしかすると自主自律で物事を前に推し進める力を中々に養えないかもしれない。けれどもこの企画が立ち上がることで、将来その地域をリードする有望な人材の成長へと繋がっていく。

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　協賛獲得には様々なメッセージが存在する。地域一体となって盛り上げていきましょうと伝えることもあれば、面白い人との出会いを得ませんかと伝えることもあれば、成長機会を若手に授けてくださいと訴えることもある。
これから協賛を集める方の一助となりますように。