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ストーカー化する人

僕レベルでも、ストーカーはいた。

最初は患者(20代前半の女性)だったのだが、

いつしか大量の手紙やノートが届くようになった。

ノートには最初から最後まで、イラストやストーリーが書いてあった。

SNSでは僕の名前を出して勝手に書く。
事実ではなく、妄想を書き連ねる。

ブロックしても、また違うアカウントでそれをやる。

最後の方にはDMでは自慰行為と思われる音声が送られてくるようになった。

あまりにひどいので、保護者を呼び出し、今後、一切やめるように保護者に念書を書かせた。もちろん法的手段も含めてだ。

保護者にあとから聞いてわかったことだが、僕が地元の北九州に数日間滞在している時、その投稿をSNSで見たようで、勝手に追いかけて新幹線で小倉まできて、紫川で発見され警察に保護されたそうだ。

おいおい勘弁してくれ。

こういうストーカー化する人って、相手を真っ直ぐに見ていない。

自分の頭の中の「妄想」が先にあって、「妄想」を現実の相手に当てはめようとする。

当てはめられた方はたまらない。

勝手にストーリーをつくられ、勝手に依存され、勝手に裏切られたと勘違いされ、勝手に恨まれ、勝手に危害を与えられたりするわけだ。

ちなみに僕の場合、勝手にそのストーカーの婚約者にされていた。電話番号も知らない、住んでる地域も知らない、プライベートで会ったことも無いのに、そういう内容をSNSで流布されていた。

僕はこういう経験をしたから、ストーカーの怖ろしさが身に染みている。

同時に、僕なんかよりもはるかに大きな影響力をもった著名な人たちは、相当に大変だろうな、と思った。こんなのがもの凄い数、あるわけだから。

今日、あるニュースを目にした。

誰かの静かな時間を奪うことは、

誰かの命の一部を奪うようなものだ。

私たちひとりひとりには「基本的人権」があるはずで「著名人だからプライベートは無くていい」と考えるのは、自分の名前に責任をもとうとしない人たちの強欲だ。

どうかプライベートはプライベートでそっとしてあげてほしい。

それが成熟した文化的な社会のあるべき姿だと僕は思う。

PS人生を賭して戦うパフォーマーに心からの敬意を。














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