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『白い巨塔が真っ黒だった件』

何回も会ったわけじゃないのに、気になる人がいる。
僕にとって、大塚篤司ドクターもそんなひとりだ。

初めて彼のことを認識したのは、たしかツイッターだったかな。

大学の准教授(当時)という要職、ヒエラルキーの上位にいながら、小学生に医学を伝える活動をされていたり、痒いところに手が届くようなわかりやすい書籍(といっても、高度な医学的エビデンスが満載)を発表されていたり、オープンなイベントで対談されていたりと、

「なんなんだこのドクターは?面白いぞ!」

と、驚くことばかりの「ニュータイプ登場」だった。

僕たちはたった1回しかリアルで会っていない。なのに、いままでのコラボレーションの数は両手に迫る勢いで、

格闘技専門誌『ファイト&ライフ』、拙書『格闘技医学 第2版』、
SNS医療のカタチおよびTV、ほぼ日さんの生活のたのしみ展でのトーク、
そして書籍『医療のトリセツ』などなど、

「数年来のキャッチボール」を楽しませていただいている。

ステレオタイプのドクターが超苦手な僕としては、
大塚ドクターの「人間らしさ」が安心材料なのだと思う。

7月に入り、大塚先生からご連絡をいただいた。
そして新刊のお知らせと共に、スペースでの対談の機会をいただいた。

タイトルがすごい。

『白い巨塔が真っ黒だった件』である。

フィクションではあるが、相当の覚悟のあるフィクションだ。

なぜこのようなテーマで書いたのか?
僕は思わず聞いてみた。

大塚ドクターのこたえ、
それは「どうしても伝えたかった」だった。

洗練された衝動ーそんな言葉が脳裏に浮かんだ。

恨むでもなく、砂を引っかけるでもなく、脅すでもなく、
創造によって、希望を創造していく。

大塚篤司というひとりの男の聖戦を、ぜひとも見届けて欲しい。

PS.推薦の言葉を寄贈くださった、大塚ドクター。


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