心の中の絵
「ある日、ふと目が覚めたらものすごいアイデアが浮かんでいて、無我夢中で手を動かした。気がついたら特別な何かが完成していた」
ってことはあるのだろうか?
あらゆる可能性はある、と思っておいたほうが、希望は見つかりやすいから。ある、ということにしてみよう。
ただ、あると仮定したとしても、やはり「ゴールまでの距離」という障壁は、あるんじゃないだろうか?無我夢中で42.195キロを全速力で走りきるのは無理だし、第一危険だ。
遠くのゴールに到達するために、「地道に地道を積み重ねるしかない」とわかりきっているとき、いったい何が必要なんだろう?
スタミナ?
根性?
精神力?
継続力?
意志の強さ?
仲間?
励まし?
応援?
効率化?
反骨心?
「どれも」かもしれないし、「どれでもない」かもしれないし、「どれかとどれかの配合」なのかもしれないけど。
僕はどうやったら遠くゴールに行けるのか。ほとんど七転八倒に近い、試行錯誤を繰り返している気がする。
そんな中、僕が試している中で、「もしかしたらこれはいいのかも知れないな」と感じている方法がある。それは「心の中の絵」である。
ゴールまで辿り着いたら、
・あの人にこんな連絡をしてみる。
・あの場所で、あんな写真を撮る。
・お手紙と共に完成した作品を贈る。
「そうなるといいな」ではなく「そうする」と決めてしまう。
自分なりに、心の中で、心の中の絵を描く。
そうすると、絵が僕を引っ張ってくれる。僕がゴールに向かうんじゃなくて、心の中の絵がゴールまで連れていってくれる。そんな気がするのだ。
今日、ひとつの創作がようやく終わりを迎えた。
早速、絵の中の人にメッセージをしてみたら、
現実が触手をもった生き物のように動き出したよ。
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