「デザイナーの価値」について、改めて考えてみたい
WEBデザイナーは大変人気の職業です。
様々な人気の仕事の中でも、「安定している」「かっこいい」とか以上に、純粋に表現することが好きだから、という理由で始められる方多く、好きなことを仕事できるっていいなと思います。しかしながら、デザインの価値というのは目に見えにくく、なかなか価値が伝わらないことも多いです。
デザインで評価されるのって難しい
実際の案件では、どれほど実力があっても、相見積とられて安い方に流れてしまった、という例もたくさんあります。
これは分野にもよるのですが、直接的に金銭に繋がらないデザインも多いのです。LPやECサイト、アプリなどは売上に反映されますが、コーポレートサイトや社内システムはその限りではありませんし、目的も異なってきます。
とはいえ、僕らはデザインする上では様々な点にこだわっています。
見やすさ、伝わりやすさもそうですし、もっと見えないところだと、実装のしやすさ、変更のしやすさなど、できるだけ短期間で効率よく、かつクライアントの要望変更も見越したプロセスで、デザインを組み立てています。ただ、これってあまり言語化してませんでしたし、おそらく伝わっていないのですよね。
ということで、デザインのプロセスについて、これからXやnoteで発信してみようと思います。これを通じて、クライアントの方々に「デザイナーのどのような部分に価値があるのか」を感じていただき気持ちよく取引させていいただきたいですし、デザイナーの方にも「もっとこう考えた方が良いのか」と新たな発見をしていただき、ゆくゆくは「どのように考え、どのようにデザインすべきなのか?」について一緒に考える場を設けられたらいいなと思います。
デザインの見やすさ・伝わりやすさにフォーカスした内容は多くの方が発信されていますが、こうした内容を言語化している人は少ないかもしれません。
デザイナーがより機能する社会へ
デザイナーが稼ぐことは、非常に大切なことだと思っています。これは、単にデザインの賃金を上げろという話ではなく、「こういうものが必要だったのではないか」と仮説を立てて形にしていく、デザインという仕事が社会のより中心で、確実に機能していく方が暮らしやすい社会になると考えているからです。
デザインとは、デザイナーのためにあるものではありません。世界が必要としているから存在している、けれど必要性を言語化しにくく、理解されにくい傾向にある、というのを強く感じています。デザイナーの方々も、あまり自分たちの価値を正しく認識できていないように思います。
デザイナーが、どのように考えてデザインし、どのような役割を担うべきか。これから色々発信行きますので、参考にしていただければ幸いです。
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