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自分の軸は自分で持つしかない

上から目線で自分の優位性を強調する。
マウンティングと呼ばれる行い。
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マウンティングというと、大体は悪いものだとイメージされているが、

結局、これも「比較」である。

マウンティングと呼ばれるまでの比較をする背景には何があるのか。

人の取る行動には全て意味があると思っている。それがよいものか悪いものかに関わらず。

おそらくこういうことをするのは、自分というものに自信がないからだ。

自分という「軸」がはっきりしていないからだと思う。

もし、自分というものがどういう存在かはっきりしていれば、他人と比較することがそもそも必要ないのだ。

自分が立っている場所が分からない。どこにいるのか分からない。
だから、誰かと比較しなくてはいけない。

自分がいる場所は分からないが、
どうやら、東の方角に東京があるようだ。

だとすれば、自分がいるのは静岡?名古屋?大阪?

などと、予測を立てることができる。

自分と他人を比較するというのも、つまりはこういうことだ。
他人がいないと、自分の立ち位置が分からない。

比較も時には必要なことかもしれないが、常に「他人の軸」を前提に自分を測れないと、それは自分の人生と言えるのだろうか。

さらに、マウンティングをする人が自分に自信が無いのにはもう一つ理由がある。

マウンティングとは、当たり前だが自分より低い(とその人が思っている)相手にするものだ。
決して、自分より上の相手にはしない。

自分より上の存在と比較すると、今自分がいると思っている場所が惨めに思えて、傷つくのが嫌だからだ。

そう考えると、マウンティングとまでは行かなくても、他人と比較するのは自分が安心するためなのだ。

自分よりも下と思える人と比べることで、自分の現在地に安心感を覚える。

自分よりも上と思える人と比べ、自分を大したことないように思うのも、日頃から自分に自信が無い人からしたら、自分の現在地を再確認して安心するための行動だ。

どちらも自分の居場所を手放したくないという思いが心の底にあるような気がする。

他人との比較というのは、あくまで自分の現在地を知るためだけに使うべきだ。
今自分がいる場所を肯定する必要も無ければ、否定する必要もない。

そのまま今の場所にいるも良し。
どこか別の場所へと移るも良し。

今この場所にいるのは、ただそうなっただけなのだ。

自分を責めるためとか、他人を攻撃するために比べるという行為は、重々に気をつけないといけないだろう。

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