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たからばこ

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運営しているクリエイター

#場づくり

つながること、問うこと、生きること。

場づくりについて学ぶオンラインスクール(『場づくりという冒険オンラインスクール』)を開催している。受講してくださっているみなさんとの対話が楽しい。その中で話したこと、考えたことなどをまとめておきたい。 ◯他者とどうつながればいいのか。 よく、ビジョンが大事だと言われる。そうだろうと思う。バラバラな個人をひとつにまとめるための北極星を描くこと。それは、クリエイティブな作業だと思う。けれども、それだけでは圧倒的に足りない。どうもぼくにはそう思われる。なぜなら、ぼくにとってビジョ

理念のフランチャイズ「喫茶ランドリーグループ」の発足&東京・清澄白河と福岡・六本松にフレンドリーショップオープンのお知らせ!

今回は、喫茶ランドリーのフレンドリーショップが、東京・清澄白河と福岡・六本松にオープンするよ!というお話、と「喫茶ランドリーグループ」発足のお知らせです。 喫茶ランドリー事業とは、理念のフランチャイズ株式会社グランドレベルは、喫茶ランドリー事業の進化と多様性を的確に伝えていくため、2020年6月1日付で、「喫茶ランドリーグループ」(英文表記:Kissa Laundry Group)と表現していくこととしました。 これまで、「喫茶ランドリー」(両国/森下 本店)を理想的な「

【後編】オルタナティブな未来〜一人ひとりが本領を発揮して生きていくためには〜

強い同調圧力の中で、しかし、分断が起こっていく。「自粛」と「粛清」のはざまで、ぼくたちのリアルな暮らしは揺れ動く。ひとりの人間としてできることは、それほど多くない。けれど、できる人間が自分の表現をしていかないといけないのではないか、とも思う。なぜなら、表現という行為は、いともたやすく他者や社会から圧殺されてしまうからだ。 自分の中の小さな「灯火」に誠実であること。これのみを大切にして生きていきたい。情報やデータはあくまでも使うものである。その主客が逆転してはいけない。 そ

愛着から安心へ

インターン生の山本和輝と言います。 インターン生と言っても、つい先日に誕生日を迎えた35歳(既婚・医療従事者・大学院生)です。僕は兵庫県丹波市出身です。丹波市は自然が豊かで、歴史やロマンあふれる街並みが今も残るいい感じの町です。転勤族だった両親が定住するために選んだ場所です。僕は、丹波市に4歳から21歳まで過ごしました。専門学校時代は、片道2時間半という時間をかけて丹波から大阪市内まで通いました。 今でも丹波には、親に子供の顔を見せるため月1回程のペースで帰省しています。

胸を張って「生きづらい」と叫ぶ権利は、ぼくにあるのでしょうか

「生きづらい」とか「助けて」って言うことは、勇気がいることだなと思います。それは、自分で自分を「弱い」と言ってしまうようなことだと思うから。だから、とてもこわいなって思うんです。 でも、どうして「弱い」と告白することがこわいんだろう、とも思うんです。弱いと、だれかに狙われるから? いや、それとも、「強くなければいけない」「自分の責任は自分で」という誰かのメッセージを自らのうちに内在化させてしまったから?そのある種の「正しさ」や「規範」から逸脱してしまうことを恐れているから