私を成長させてきたものの話し


 気まぐれに、唐突に思ったことを書き散らしたくなりました。

 ことの発端はこんな思考に飛んだことから。

私、今の仕事、生活になってからADHDによる困り事が全然気にならなくなったな。

そうなんです。最近の私は、本当にすこぶる順調。ストラテラを飲み忘れてもなんの問題もありません。

それはきっと、今の職場がすこぶる弛い環境だってことや、ある程度自分で自由に仕事ができるというのが大きいのだと思います。
(それに甘えてしまっている節も若干あるので、気を引き締めなきゃな…とも思っていたり)

そこから、本当に思ったことがひとつ。


『発達障がい』って、環境要因によるものが多すぎる


個人の意見ですが、ほとんどがこれに当てはまるのでは、と思います。かといって、自分に合った環境を探すというのもなかなか大変ですし。ままならない思いをされている方が多いのも事実だよなあ…。なんて、思ったりもしています。

かという私も、ここに落ち着くまでは(落ち着いたとは言えないかもだけど)なかなか今までの環境に馴染めず、四苦八苦してきた人種です。

髪の毛にかなりの量の白髪が混じるくらいにはストレス環境だったのだと思います。今でも子供にいじられる。

けれど、その4年間があったからこそ、今の私がいるというのも事実なんです。


病院の厨房で働いていたときに、自分の距離感がおかしいということを知りました。

同じように、栄養士、管理栄養士で発達障がいの特性を持っているらしい人がいることが分かりました。

タスクを細かく紙に書いておいて、その通りにこなすことで、頭の情報を減らせることが分かりました。

保育園で働いていたときに、仕事をある程度ルーチンにすれば、そこそここなせることが分かりました。

どうしても相容れない人がいることを知りました。

できれば繰り返したくない、辛い日々だったけれど、だからこそ学べたことも多かった。多分、私には必要なことだったんだと、そう思っています。

最初から、なにもかも恵まれていて、なに不自由なく暮らしていたら。

それは最高だと思うけれど、過去に戻ってそういう人生を生きられるよ。と言われても、私はそれを選ばないと思います。

人の痛みを分からない人になりそうで。

他人を簡単に判断してしまう人になってしまいそうで。

それに。

物語の主人公って、艱難辛苦が当たり前じゃないですか?

重要なのは、その辛い体験から、何を得るか。だと思っています。そう思えば、過去に縛られない気がする。

今私は、学童で子供たちを見ています。中には、将来苦労しそうだな。と思う子もいる。この子に、ぴったり合う仕事とか、生き方を見つけてあげたいな。と思うこともあります。

けれど、同時に、それはこの子から、かけがえのない経験を奪ってしまうことになるんじゃなかろうか。とも思うんです。

人に言われてきたことより、自分で経験して、学んできたことの方が重要だと思っています。

だから私は、一人一人の良いところを見つけつつも、その人の苦しさに寄り添える人になりたいな、とも思ったり。

書きたいこと書いていたら、なんだか分からなくなってきた(笑)

要するに、誰にでも、辛い経験っていうのはあるし、それは必要なことなんじゃないかな。と思った。ってだけのお話しなんです。

まあ、私がそう思っている。ってだけです。

つらつらと書いてきましたが、『辛いことは必要と言われても、辛いもんは辛いんじゃ!!!!』『この辛さが後々必要だったなんて思える気がしない』って方々いっぱいいると思います。そりゃそうだ。あくまで私の話であって、他人の辛さを推し量ったものじゃない。

ただ、後々この辛かった日々を思い返したとき、『そのおかげで、ほんの少しだけ、強くなった自分がいるんだよな』って思えたら素敵じゃないですか?

あわよくば、その経験を、他の人のために使えるかもしれない。

そう考えたら、乗りきれそうな気がしませんか?

私は、そうやって乗り越えてきた気がしています。


まあ、それだけじゃないですけどね。辛いのを紛らわすために酒も飲んでたし、職場の荷物背負ったまま川沿いを能面みたいな顔して1時間くらいひたすら歩いていたこともあったし。水族館の大水槽の前でひたすらぼーっっとしてることもありました。(今思えば相当やばい人だったと思います)

温泉とか、銭湯もよく行ってました!

後、バーとか、居酒屋さんとかで常連の皆様としゃべっているのも楽しかった。

マッチングアプリとかでいろんな人とお話ししたりもしてました。

とにかく、人とお話しするのは効くなあー。と、個人的に思っています。

発散の場所を色々持っていたからこそ、乗りきれたのかもしれません。


思ったよりも長話になりました。

よくもまあ、『ADHD傾向、最近気にならなくなってきたなあー』なんてのんきな感想からこんな重めのお話しになったな。

気にならなくなったとはいえ、今日も元気に思考が飛びまくるADHDなんだな。と、あらためて実感。

気を引き締めておかないと後々痛い目見そうで怖いんで、これを境にもう一回気を引き締めます。はい。

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