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JIBUNSHI

サロンが青山に移転する前、東麻布の高層マンションに一時期移転した事があった。
期間としては短かったのであまり記憶にないが、この場所に移ってから営業についてやmixiでの集客方法を本格的に教え込まれるようになった。
当時の主流はまだまだmixiで、初めましての挨拶mailを一日に何十件も送っていた頃だった。
一度、私と関西出身のサラさんで、100件初めましてmailを送るまで帰っでは行けないと言われ、終電を結局逃し、真夜中まで送り続けいたことがあった。
その頃から、私はサロンであるマンションに泊まることにもはや抵抗がなくなっていた。なにせ高級マンションなので、自分の家より良いお風呂も付いている。
このマンションには成宮寛貴君が住んでいて、一度エレベーターで会ったのをよく覚えている。
当時仲里依紗ちゃんとのドラマに出ていて、大好きだった頃だった。

昼間からビール


ところで、マンションでサロン営業していることは管理人にはもちろん秘密である。
コンシェルジュがいるようなところだったので、お客としてきていることがバレないように、マッサージに通う女の子たちには友達の家に来た風にして欲しいと伝えてあったが、それでも人数が多かったためきっと怪しんでいたことだろう。
東麻布の時は、営業に入るのは主に先生で、サラさんも少しずつ入るようになっていた。
私はと言うと、mixiで会った女の子たちを連れてきて、マッサージをし、先生に引き渡す、という役目を果たしていた。
元来人見知りな私は、M18はテンションが低い、と散々言われていたので、テンションを上げるのに昼間から営業前にビールを飲んで入ったりしていた。
それでもテンションが上がらない時は、部屋が14階だったので、1階から14階まで降りて上がってこいと言われ実行していた。
あとは上を向いて、「私は馬鹿だ」と唱えながらジャンプをする、というのもあった。

青山の雑居ビルへ移転


東麻布のサロンはトモヤさんが元アパレルだった経験を活かし、内装をお洒落にプロデュースし、少しサロンらしくなってきた頃だった。
だが、また移転することになった。
なんと、青山の雑居ビルの中に店舗として構えられることになったという。
いよいよ正式なサロンになる時が来るのか。
きっとこの時はみんないい方向に向かうと思っていたことだろう。

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