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世界に誇る日本人が得意なこと。

日本人の持つ素敵な感性。
日本人は気遣い上手。
他国の方と比べて、さりげない気の使い方が上手い。
正しい気の使い方を知っている。


全ての日本人がとは言いませんが、文化や習慣的に見についている人が多い、またはこれができる人はスマート、マナーが良いなど美学的に捉えられていると感じます。


夜中の公園に集まるやんちゃな青年達に怖い話を通して説法をする活動【怪談説法】で有名となった、私の大好きなおちゃめな三木大雲和尚、怖くないチャンネルを始められました。
その名も人類大会議。
七難三災を回避するために誰でもできる日頃の心がけ方法を語っておられます。

相手を想い、気を使って〇〇する。
気を使い、空気を読んで、〇〇する。

日本人は気を使うことに長けていた。と敢えて過去形で表現した和尚。

何故なら今は、欧米諸国のように【思ったことを発言することを推奨する文化】に変わりつつあるからだそうだ。

この一例が面白かった。

本山の偉い偉い住職に、特別にと美味しい珈琲を淹れてもらった三木大雲和尚。

飲んでみるとなんだか変な味がする。
高級な珈琲はこんな味がするのかなと思い、
黙って飲んだ。
途中塩辛かったので、年配のご住職のこと、お砂糖と間違えられたのだと気付いたが、美味しゅうございましたと飲み干し、感謝してその場をあとにした。

しばらくすると、ご住職から電話があり「実は砂糖と塩を間違えた。それでも美味しかったか?」と聞かれた三木和尚はこう答えた。

『緊張しておりましたし、味よりも私の為に珈琲を淹れていただいたことが嬉しく、美味しく感じました。』

「それは申し訳ないことをした!そういうことなら、お詫びに今度は本当に美味しい珈琲を淹れよう!」


このことをお弟子さんに話したところ、
【正直に生きる】ということを考えると、今後のことも考えて、その場で塩と砂糖を間違えていることを伝えて出し直していただくべきだと指摘された三木和尚。

けれども和尚は、相手の【気持ちに感謝する】ことを選択したいそうだ。

プレゼントをいただいた時も、いただいた物自体の価値(好き嫌い)ではなく、気持ちに対して感謝する心を持つ。


私ならこの場合、正直に伝えるかもしれない。
けれども、同時に目に見えない相手の気遣いに喜び、感謝する心を持って伝えたいと思う。



【オ・モ・テ・ナ・シ】の国、NIPPON 🗾
海外から来た人は、そのおもてなし精神、サービス精神に決まって感動する。
ホテルや旅館などの宿泊先で、お買い物の際に、丁寧なサービスに驚く。
一つ買い物をしただけで、何重にも包装し、雨の日は紙袋にビニール袋までつけてくれる。

しばらく日本を離れていた私は店員さんの言葉が理解できずに、何度も聞き直した。
「お渡し用の袋、ご入用ですか?」

もう包装して紙袋に入れていただいているのに?

持ち帰り時に袋が折れたり汚れたりした場合の予備だと、慣れた頃に学んだ。

親切な日本人、優しい日本人、サービス精神旺盛な日本人。

だがしかし、
お金が発生しない場合はどうだろうか。
客と店員、上司と部下など上下関係がない場合はどうだろうか。

電車の中、バスの中、コンビニで、道のすれ違い様で、思いやり、譲り合いを感じるような場面に遭遇することは少ない。

実際、我先にとぶつかっても謝らずに通り過ぎる人が多いことに驚いた。
電車の改札で前の人の通過時にエラーが出て流れが止まってしまうと、チッと舌打ちする人や、あからさまに嫌な顔をする人も多い。

普段のストレスが溜まっているからだろうか。
急いでるからだろうか。
やらなくていい所では、やりたくないからだろうか。

逆に海外では、お店などで丁重に扱われることは少なくても、普段の譲り合いやちょっとした助け合いが自然に、そして頻繁に行われる。


誰からも見張られていない時、自由な時こそ人の心はあらわれる。
どちらが人としてあるべき姿、ありたい姿なのだろうか。。。


疲れたらお茶でも飲んでほっとひと息。
瞑想は心と身体のひと息にぴったりだ。


ゴールデンウィークが、自分にも人にも優しく楽しい時間になるように心がけたい。


たまひろ

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