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【一人旅】2023.05北海道・支笏湖

春の北海道へ、一人旅にやってきました。

お世話になったホテルをチェックアウトして、最終日は支笏湖へ。


▶︎新千歳空港からバスで

ひとまず札幌から新千歳空港へ移動。

新千歳空港はいつも美味しそうな匂いがする
少し時間あったからソフトクリーム食べた

空港内のロッカーに荷物を預けて、バスターミナルから支笏湖行きの路面バスに乗車。
バスに揺られて1時間弱。電子マネーが使用できて、料金は新千歳空港から乗車して1000円。
途中でトイレ行きたくならないか心配で、朝から水分控えめにして乗車しましたがなんとかセーフ。

最初は千歳駅経由で市内を走るのですが、30分もすれば動物飛び出し注意な看板だらけの道路。

シカとか飛び出してこないかちょっとワクワクして林の方を見てたけど、動物っぽいものは居なかったなぁ。
でもシカと衝突して車が大破なんて話も珍しくないそうなので、レンタカー移動の方はお気をつけください。

▶︎支笏湖

そうして支笏湖に到着!
ずーーーっと来たかった場所です。

支笏湖は千歳市にある湖で、日本屈指の透明度と北海道で1番の深さを誇るカルデラ湖です。

支笏湖は、およそ4万年前に支笏火山の噴火でできた陥没地に水が溜まって形成されたカルデラ湖です。
名前の由来はアイヌ語で”大きな窪地”を意味する「シ・コッ」が語源と言われ、古くから千歳の貴重な水源とされてきました。 長径13km、短径5kmの東西に長いマユ型の湖で、周囲は約40km、最大深度約360m、平均水深約265mと国内では、秋田県の田沢湖に次いで2番目の深度を誇り、日本最北の不凍湖です。

千歳市公式HP・支笏湖
https://www.welcome-to-chitose.jp/attractive/shikotsu.html

身近に湖がない地域で生活しているので、山々に囲まれた広大な湖の景色は圧倒でした。
そして支笏湖自体が火山活動でできた湖なので、その周りを囲んでいる山も現役活火山なのだそうです。

・恵庭岳

恵庭(エニワ)岳の名前はアイヌ語
エエンイワ(頭が・尖っている・山)に由来

・風不死岳

風不死(フップシ)岳もアイヌ語の
フップ・ウㇱ(トドマツのあるところ)を意味するが由来

・樽前山

樽前(たるまえ)山ももちろんアイヌ語が由来
タオロマイ(川岸の高いところ・〈そこに〉ある・もの)
山頂に見える溶岩ドームは北海道指定文化財の天然記念物

トレッキングも盛んのようですが、噴火するかもしれない&全域でヒグマも多いらしいのでなかなかスリリングな登山が楽しめるかも。

もう少し湖の方に降りてお散歩してみます。

▶︎山線鉄橋と千歳川

支笏湖といえば真っ先にこの写真が出てくるであろうアングル。
赤い橋の名前は『山線鉄橋』

英国製の赤い橋は昔鉄道が通っていたそう

そして見てください、このエメラルドグリーンの川!この水の透明感!

綺麗すぎる…。川底の石が丸見えだぜ。
山線鉄橋を渡ってみます。

支笏湖を水源として水の流れる先は千歳川。
ここが上流で、石狩川と合流したらそのまま石狩湾へ。ちょうど前々日の小樽帰りに銭函から見た海まで繋がっています。(この記事)

こちらが千歳川側

海水とはまた違う、淡水特有のエメラルドグリーンの碧さ。川の中でゆらゆら水草が揺れてるのが見えました。
本当はここでリバーシュノーケリングがしたかったのですが、私が行く日に予約解放してるショップがひとつもなくて潜れませんでした。悲しみ。

オンシーズンは夏なので、もしかしたら5月のGW明けの閑散期はタイミングによっては催行されないのかも。

泳ぎたかったな〜。どこかで使えないかとアクションカメラも一応持ってきたけど出番なし。
支笏湖側ではカヤックに乗ってる体験学習っぽい学生さんもちらほら。

こちらが湖側
川底の石が見える

ただ支笏湖における私の大本命は、夏になると水中で咲く水草の『梅花藻』を見ることです。

今回は開花シーズンではないので下見のシュノーケリングのつもりで来たんだけど、下見の下見になってしまいました。

でも諦めずにまた来よう。
こんなにも綺麗なんだもの。

▶︎水中観光船と柱状節理

さて、シュノーケリングはできませんでしたが今回目的としていたアクティビティは他にもあります。
それは水中観光船!

2mほどの水深がある船の窓から、湖の中を覗き込めるというもの。

梅花藻に並んでもうひとつ見たかったのが柱状節理。溶岩がゆっくり冷え固まって、規則正しい柱状になったものです。
北海道だと根室とか積丹が有名。

支笏湖でも柱状節理が見れるのですが、北海道で1番深い湖ということもあってダイビングするにはライセンスが必要だったり、経験本数40本以上じゃないといけなかったりと中級者向けになってます。

それを気軽に叶えてくれるのがこの水中観覧船。
出航本数も多く、1600円くらいで支笏湖の中を覗けます。

俗っぽいアヒルボート

意気揚々と船着場に向かうと…

ファーッ!!(発狂)

強風ー!!!
なんもできへんやんけー!!

そんなに風強いとは感じなかったのですが、この日は待っても待っても観覧船が再開されることはなく。私のファースト支笏湖は眺めるだけに終わりました。

自然は手厳しい…。
まさに試される大地・北海道でした。

▶︎支笏湖ビジターセンター

アクティビティが何もできないとなり、急に時間を持て余す。

でも火山があるということは、もちろん温泉がある。温泉があれば温泉施設やホテルもある。
そんな感じで支笏湖を囲んでいくつかの温泉施設やキャンプ場が点在しています。

新千歳空港からバスでアクセスできるエリアにも、飲食店や温泉リゾートなどさまざまな施設が立ち並んでいました。

探検するべく、まずは支笏湖ビジターセンターへ。

館内では、「森へ、山へ、湖へ もう一つの支笏湖の旅へ」をテーマに、現在も活動を続ける火山の様子や、支笏湖周辺の生き物の生態、湖の中の世界など、模型や大型写真などで魅力的に支笏湖の大自然を紹介しているほか、支笏湖の地史を解説する映像や、鳥のさえずりを聞くこともでき、支笏湖の魅力をあますところなく紹介しています。
また、苔の洞門の内部を実感できる実物大(約9m)の写真パネルも展示しており、連日多くの観光客が訪れるスポットとなっています。

千歳市公式HP・支笏湖ビジターセンター
https://www.welcome-to-chitose.jp/archives/tourism/9187.html

観光案内所のような感じで、お手洗いもここで借りれます。
写真や模型などで支笏湖が紹介されているほか、自由に閲覧できる書籍も置いてあるので散策に疲れたらここでゆっくりするのも良いかも。

支笏湖の模型
書籍スペースからは湖が臨める

入館は無料で、ちょっとしたお土産スペースだったりおなじみのヒグマの剥製なんかも。
北海道のどこに行ってもあるけど、それだけ沢山クマがいるってこと?

ヒグマ
たぬき
きつね
後ろにいるのはイタチ?

生きてる物はというと年齢別のエゾサンショウウオや、近辺に生息する川魚が飼育展示されていました。サンショウウオきゃわわ。

1歳、2歳、3歳〜
爬虫類OKな人は是非ズームしてください
ぴえん顔しててめちゃくそ可愛い
支笏湖はヒメマスのチップ寿司が有名です
お前なんか、握ってやる!

お魚を見たらお腹が空いてきたので(水族館帰りに寿司食べに行くタイプ)、お昼ご飯を探すことに。

▶︎しこつ湖 鶴雅リゾートスパ水の謌

飲食店は名物のチップ寿司などを取り扱う定食屋や炉端焼き、ログアウス風のカフェなど色々あったのですが、自然を感じながら落ち着けるところを探して辿り着いたのがリゾートスパ水の謌の敷地にある芝生のテラス。

おそらく支笏湖周辺のなかで1番ランクが高そうな小洒落たスパリゾートです。
ここにキッチンカーのハンバーガー屋さんが出店していました。
そういえば北海道旅行中にぜんぜんお肉食べてないな!と気付いて吸い寄せられるように注文。

パラソル付きのテーブル席

テラス席に座っていただきます。

ハンバーガーとポテト&ドリンクセット ¥1.100
飲み物がペットボトル提供なの嬉しい

北海道の地食材がふんだんに使われているそうで、パティは北海道産牛100%です。

ほぼ写ってないけどちゃんとお肉入ってます!
全体的にシンプルで美味しかった

水の謌のはパティスリーもあって、イートインはないのでテイクアウトしたケーキをこのテラス席で食べることもできます。

シュークリームが美味しそうで食べたいなぁ…と思ったんだけど、新千歳空港でこっそりソフトクリーム決めてきていたので見送った。えらい。

このあと少しお散歩しましたが、サトザクラがとにかく満開で本当に綺麗でした。
ここでウェディングフォト撮ってるご家族もいて、幸せお裾分けしてもらった気分。

全部が予定通りだったわけではないけど、旅の終わりにふさわしい支笏湖でした。

▶︎帰路へ

再びバスで新千歳空港へ戻ります。
土日は2時間おきくらいにバス出てるみたいですが、平日は9時、12時、15時、17時の1日4本しかないので乗り逃さないよう。
最終バス乗れなかったらもう泊まるしかない。

空港に着いてからはお土産を見てうろうろしたり、ちょっと食べ歩きしたり。

空港で食べたかま栄の揚げかまぼこ。
アスパラとベーコンが入ってて美味しかった。

4日間あっという間だったのですが1日1日がすごく楽しくて充実していて、東京に戻ってからホームシックならぬ北海道シックになりました。笑

ただいま東京

札幌も小樽も支笏湖も、他のエリアもいつ行こう〜!って感じです。体がいくつあっても足りない!

次の記事で、いつものように旅にかかった費用やお土産、持ち物などまとめたいと思います。
そして実はまだゴールデンカムイ展の記事が残っています…

あともう少しだけお付き合いください。

続く。

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