見出し画像

【子育て】「12・13歳くらいまでに民族の神話を学ばなかった民族は、例外なく滅ぶ」は偽名言ですが~子どもに昔話を!~#265

おはようございます、tamamioです(^^)お子さんをお持ちの皆さん、お子さんに「昔話」を聞かせていますか?

今回は、昔話と衝撃的な歴史学者の言葉について発信します。

1 「浦島太郎」を知らない子・〇〇人の衝撃

私は小学校教師です。一年生を担任しています。国語で「昔話を読もう」という学習があり、その一環としてよくNHKの『おはなしのくに』を見せています。

先日は『浦島太郎』、昨日は『かぐや姫』でした。「もう知ってる話で聞き飽きただろうな」「もっと『三枚のおふだ』的な、マイナー系がいいかな」と思ったのですが、意外や意外。

「『浦島太郎』知らない人?」との質問に、なんとクラスの3分の1が挙手したのです。その数、約10人!

「昔話を知らない子がいる」とは思っていたのですが、これほどまでとは!

2 12、13歳くらいまでに民族の神話を学ばなかった民族は、例外なく滅ぶ(※偽名言)

私は、子どもに昔話を聞かせることは大事だと思います。大事と言うか、「必須」だと。

どうしてこんなに昔話にこだわるのかと言うと、この言葉があるからです。

12、13歳くらいまでに民族の神話を学ばなかった民族は、例外なく滅んでいる

衝撃ですよね。これは歴史学者 アーノルド・J・トインビーの言葉「とされています」。「とされている」と言うのは、「トインビーの言葉」と言われていますが、出典が見当たらないからです。

なので、現在では「偽名言」「日本人の造語」との位置づけです。ちなみに、本当にトインビー氏が遺した言葉はこれです。

「滅亡する民族の3つの共通点」

「①自国の歴史を忘れた民族は滅びる」が、偽名言に該当するかなと思いますが、偽名言の方が衝撃的ですよね!なので、あえて!

3 世界で唯一滅んでほしくない民族・日本人

日本の昔話を聞かせたい理由は「滅んでほしくないから」もありますが、それだけではありません。

次の世代に受け継いでほしい「何か」があるからです。

大戦中の昭和18年、連合国フランスの詩人で劇作家のポール・クローデルがパリの講演会で、次の言葉を語ったそうです。

世界で唯一、滅んでほしくない民族がある。それは日本人だ。

昭和18年と言えば、徐々に戦局が悪化し始めた頃です。この言葉の背景には「このままでは日本民族は滅ぶ」ことが、ほぼ確定だったことがあると思います。

そして、次のように続けたそうです。

彼らは、まだ貧しい。けれども高貴である。決して滅んではいけない。滅んでは困る民族なのだ。

貧しいけれど高貴。昔話のおじいさん・おばあさんは、みんなそんな感じですよね。

4 せめて「日本五大昔話」だけでも!

と言うわけで、せっせと『おはなしのくに』を視聴させています。

もちろん、学級文庫にも置き、読み聞かせもしていますが、『おはなしのくに』はラクですから~・・・。スミマセン。

なので、子育て中の親御さんは、寝る前に読み聞かせをしてあげたり、『おはなしのくに』を見せてあげたりしてもらえたらなぁと思います。

あと、車の中で聞かせるCDもいいですよ!これはかなり重宝しました!(私の車はDVD不搭載です)

せめて「日本の五大昔話だけでも!」と思います。「桃太郎・かちかち山・さるかに 合戦・舌切りすずめ ・ はなさかじいさん」の五話です。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
『まんが日本昔話』が懐かしいです(^^)復活してほしいな!

では、今日も素敵な一日を!

私の創作活動の糧は「読書」です。より多くの書籍を読み、より有益な発信ができるよう、サポートいただけると嬉しいです。