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アラサー人生物語第12話☆現状維持でも良い?転職活動をしてみての率直な気持ち

note連続投稿チャレンジ5記事目。
最後は「転職体験記」で締めたい。

「転職体験記」というと、実際に働く企業を変えた人や働き方を大きく変えた人が選ぶものかもしれない。
私の場合は、社内転職転職活動を経験したので今回は選んだ。

ふりかえり

このアラサー人生迷子物語シリーズ、最初から全何話予定とかどういう展開にしていくかを全く考えておらず、現時点でも扱い方に困っている(苦笑)

簡単に11話まで振り返ると
1話:仕事にモヤモヤして転職を意識
2話:やっぱり転職する?しない?と迷う
3話:転職活動初期
4話:全然うまくいかないじゃん!!!しかも自分の軸もブレブレでやばい
5話:時間がなさすぎる、転職活動やめるか?!
6話:初めての内定で不安増大、キャリアコーチング
7話:就活ぶりの自分の強み探し
8話:現職でガッツリ心折れる
9話:休職初期
10話:復職失敗
11話:転職活動で心が折れる

1話でいきなり仕事にモヤモヤしているけど・・その前の話(社内転職)と11話の後の流れについてこれから触れよう。


もはや第0話!転職を意識する前に社内転職をした話

漫画でも「なんでここで回想?」みたいな経験を実現させたい。
休職当時にいた部署は、実は数年前に行きたかったところだった。

その前にいた部署はシフト制で自然と疎遠になってしまう友人もいたけれど、割と自分の力で物事を決めて仕事の成果が数値と現場で見えやすいため、やりがいはあったと思う。
しかし、目の前の業務に追われていてそれをこなすことに必死だった。
そんな残業続きで眠かったある日、電車に乗ろうとしたらホームとの距離感が掴めず、間にすっぽりはまってしまう嘘みたいな経験をした。
打ちどころが悪く尾骶骨にほんのわずかながらヒビが入ってしまい、仕事を余儀なく休むことに・・・。
そんな時に「あれ、このまま能動的なままの自分でいいのか・・・?」と思いが強くなった。
そして、3ヶ月後(※記憶が曖昧)に始まった社内立候補制度を使い、「まあどうせ受からないけど応募してみよう」と呑気に構えていたらなんと通過。

入社当時に描いていたやりたいことに一歩近づいたことに喜びを隠せなかった。
けれど、わずか2年半後には業務過多と劣悪な職場環境でダウンしてしまい休職にまで追い込まれてしまったのだった。


休職で自由時間を捻出し、転職活動に注力した結果

業務過多だった職場ではあったものの、「この状況から脱出したい!」という思いが強くなり、疲れた体に鞭を打って転職活動を進めていた。

しかし、本当に思うようにはいかず。
なぜなら「今の環境から逃げる」ことが目的だったからだ。

仕事としてやりたいことはたくさんあったものの、現職との結びつきが弱く、無理矢理こじつけて微妙に活かせそうな経験値と未来予想図を描いたつもりだった。
でも、先方には「ただ今の環境から逃げたいだけ」と見られていたのだろう。さらに、自分よりも若いor経験値があり即戦力になりそうな人と比べた時の強みがなさすぎた。

なのでとにかく数を打って少しでも興味のあるところに応募をした。
業種・業界は問わず、条件面や業務内容で気になった企業のホームページにアクセスし、面接してみたい!と思ったらすぐ応募していたような。
休職期間中盤から日中は動けるようになったため、毎日転職活動(情報収集・応募・スケジュール調整・書類作成・適性検査受験・面接対策)に膨大な時間を割くことができたゆえの過ちだったと今は思っている。

およそ1年半の転職活動期間で
2つの転職エージェント、2つの情報サイト、1つのキャリアコーチングを利用し、数えたところ
応募:256社
1次面接:63社
最終面接:15社
内定:6社
という結果だった。
内定をいただいた6社のどこかに転職を決めたのか?と問われたらノーだ。

付け焼き刃の面接対策がうまく相手の要望とハマっていただけで
面接で述べたところに自分の本心はあまりなかったような気がする。
内定後にオファー面談のような形でお時間を割いてくれた企業もあった中で、「今の環境から逃げる」「自分の経験値を活かす」目的は達成できるけど、「会社を変えてまで叶えたいことなのか?」と思うようになってしまった。

・ここでなんとなく行った新しい環境下でやりたいことが100%叶えられるのか?
・転職することがゴールになっている
・内定出た企業には休職の話はしていなかったけどいきなり社会復帰ができるのか?
・条件面今の会社の方が良くないか?
・・・他にも細かいことを挙げたらキリがないけど、概ねこの4つのことをグルグル考えていた。


転職活動という会社から脱出する行為をこなす片手間で、現在の会社とは復職について面談を重ねて残留の手段も探っていた。復職した際には部署変更も検討してくれる相談にも応じてくれた。2つの相反する行動を同時にするなんて、一体どっちが本当の自分なんだろうか(苦笑)
というかマイナスなことを2つ以上考えている時点でもうある意味結論が出ている・・?

具体的にこうしたい!と意思は見えているけど
「それに見合う企業で働きたい!!」という強く思うことのできるところが見つけられていない以上、今いる企業で環境が変わることもほぼ確定しているのであれば無理に企業を変えなくてはいいのではないか。
そんな結論がある日固まった。
そして私は転職活動を一旦辞めて、今の会社に復職をすることを選んだ。
休職をして4ヶ月目で大きな決断をした。


同じ会社に復職して1ヶ月の現状

3月1日を復職日に設定し、「さあいきなり稼働!」ということではなく
短時間(4時間)から会社で組まれていた復職プログラムをこなしていた。
内容としては
・ストレス要因の言語化・解消方法
・仕事の向き合い方、コミュニケーションの取り方
・現職の文化確認(?)
がメイン。

しかし、所属していた部署が休職期間中に退職者と異動が相次ぎ
部署に残っているのが私だけになっていた。
そして私が部署への復職を拒んでいる(元いた場所に)ため、部署そのものの機能を別の部署に引き継ぐという判断が上層部から下された。
私がいた部署の廃部手続きと業務移管作業を1ヶ月かけて行なうことに。

上司が不在、誰よりも入社が遅く部署にいた在籍時間が短かった私が廃部や業務移管で先頭に立っている状況は面白すぎる(笑)
他の部署からは嫌味を言われたりしたけれど(苦笑)、今の私のバックにいるのは数ヶ月前に私を追い込んだ上層部だったため気に留めることもなかった。

そして4月4日に復職プログラム並びに部署移管をなんとか無事に終了させて今に至る。
新しい配属先も決まり、正式に今の部署に移動する前の部署に戻ることになった。
メンバーは刷新しているため不思議と気まずさはない。
心機一転頑張ろうと思っている。

改めてふりかえってみての所感

かなり遠回りをしたなと我ながら思う。
「確固たる軸がないとまたあっちこっち右往左往するぞ!」という警鐘を自分に鳴らす一方で、「何事も考えてるだけではなく実際に動かないとわからない」ということを実感することができた。

幼少期の体験(具体例は割愛)を思い返してみても、迷ったら行動するということをモットーにしていたせいか、「やってしまったことに対する後悔」が多かった。
しかし、年を重ねることで一歩踏み出すことの重さを理解できるようになってしまい「やらなかった後悔」が徐々に増えていった。
私の社会人になってから現在に至るまでのゴタゴタは「やってしまったことに対する後悔」と「やらなかった後悔」が複雑に絡み合い、歪な形を作り上げてしまい、自分の体を蝕んでしまったのだと考える。


きっと、この休職期間中に転職しなかったことを後悔する日も来るだろう。
その時よりも年をとってしまいできることもできなくなってしまうかもしれない。
でも、その時にできる選択と全力で向き合い、その時の自分におけるベストな選択肢を取ることを続けていきたい。
もしかしたら何者にも慣れない、何もできない自分のまま終わってしまうかもしれない。
でも、不思議と不安はなく、前向きに捉えることができていると自分では思う。

VUCAの時代と言われて久しい。
描きたい未来と自分の現状の答え合わせに比べ、「時代」「環境」が大きく左右して、希望に変わる確率やスピードも高まっている分、あっという間に絶望に落とされることもあるだろう。
その時、なりたい自分になる
アラサーにしては幼稚な考えかもしれないが、自分に嘘をつかず、他人に迷惑をかけない程度に、ワガママに生きていこう。

結果として何も残らなかった休職期間だったけれど、休職直前の自分よりも笑顔が増えて少しだけ1日を楽しく生きよう!という前向きな気持ちになっていると思う。


この物語の行先は・・?

アラサーには悩みが多い(苦笑)
仕事も一応今はひと段落させたが、結婚・妊娠・出産・自宅購入・家族・資産形成・美容・・・パッと思いつくだけでも、若い頃には向き合わなかったことと対峙せざるを得ない機会が増えてくるだろう。

そのたびに壁にぶつかりもがき続ける未来が見える😂
このnoteで言語化し、自分なりの攻略法を見つけていきたい。
ドラマで例えるとシーズン1が終わっただけで、おそらくこれからもこの物語は見切り発車で脚本を書き続けることになるはずだ。


あとがき

転職からだいぶ離れてしまっているような気もするが(苦笑)、「社内転職」と「転職活動を辞めた」のもある意味、転職活動記だと拡大解釈で捉えよう・・・。
もし、本当にやっぱり今の会社を離れることになった際に、転職を実行したいと願っている人の背中を押せるような体験記が描けたら良いなと思っている。











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